とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

インテルはグアリンとハンダノビッチのがんばりでドロー。だが攻め合いもイマイチ華のないゲームだった。

 長友が1ヶ月振りに復帰したインテルのゲームだが、戻ってみればカッサーノミリートコウチーニョもいない。CBは久し振りにキブが復帰し、ラノッキアとフアンが左右に控える。ガルガーノサネッティのダブルボランチに左アルバロ・ペレイロ、右に長友。グアリンがトップ下に入り、FWはパラシオとリバヤ。リバヤって誰だ?
 対するローマはトッティにオズバルド、ラメラの3トップ。アンカーにデロッシを置いた3人の中盤。中でもアメリカ代表ブラッドリーが運動量多くよく効いている。
 長友は序盤、右サイドで積極的に上がるが、その裏を使われる。5分、長友の裏をオズバルドが使い、スルーパストッティが抜け出してクロス。7分にもオズバルドから長友の裏にパス。左SHフロレンツィが上がってクロス。トッティがシュート。ローマが攻勢をかける。
 10分、長友のミドルシュートインテルの初シュート。だが、インテルはなかなか攻撃が形にならない。そして20分、サネッティからブラッドリーがボールを奪い、トッティにパス。そのまま上がったブラッドリーへパスを出たところにラノッキアがスライディング。PA内でブラッドリーを倒してしまう。PK。これをトッティが確実に決めて、ローマが先制した。
 インテルは33分パラシオ、35分グアリンミドルシュート。だがいかにも遠目からで崩しきれず苦しい。すると37分、中盤底からガルガーノの縦パスをFWリバヤが受けて、反転からミドルシュート。これがポストに当たる。それまで全くボールに触ることのなかったリバヤがようやくお目覚め。39分にはグアリンのCKからCBフアンがヘディングシュート。さらに41分、グアリンのFKからリバヤの落としをキブがシュート。だがうまく当たらない。
 そしてアディショナルタイム1分、サネッティがドリブルで持ち上がり、長友から中へ。グアリンがシュートを放つと、こぼれ球を拾ってそのまま前進。クロスにゴール前で待つパラシオが合わせる。ゴール。インテルが前半のうちに同点に追い付いた。
 ローマは後半頭からデロッシを長身のタフツィディスに交代。6分、ラメラのスルーパスにオズバルドが抜け出すもGKハンダノビッチが飛び出し弾き返す。さらにトッティが詰めるが、GKハンダノビッチが抑え込む。9分には右SBピリスが上がってミドルシュート。だがGKハンダノビッチの正面。
 後半12分、インテルは長友をオビに交代。故障明けで早めの交代か。インテルの3バックは積極的に攻撃に上がり、両WBやCHが戻って守備をする縦のポジションチェンジが頻繁に行われる。だが、グアリンとパラシオだけではなかなかチャンスにならない。28分、リバヤが切り返しからミドルシュートを放ち、サイドネットを揺する。
 ローマは34分、ブラッドリーのスルーパスからピリスがシュート。さらに35分、左SBバルザレッタが上がり、クロスに右SBピリスがシュート。ローマが積極的に攻め立てる。そして39分、ラメラが反転からミドルシュート。GKハンダノビッチがスーパーファインセーブ。ローマの攻撃にGKが立ちはだかる。
 結局このままインテルが守り切って1-1のドローに持ち込んだ。しかしそれにしてもインテルは苦しい。これで6位ローマよりも上位の4位とは信じがたい。まずは守備から。だが攻撃はどうやって? カッサーノミリートが復帰するまで我慢のサッカーが続く。