とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

サウサンプトン大金星。リバプールに対して3-1で勝利。

 マンCに勝利した後、ニューカッスル、QPRと2連敗。さらにノーリッチにも押しながらドローと勝ち点が伸びないサウサンプトン。第30節はこのところ3連勝のリバプールとの対戦。勝利は難しいと思っていたが、ホームの声援を受けて、序盤から積極的にプレスをかけていく。
 序盤こそリバプールも積極的で、両者、激しい攻防が見られたが、5分、左SBショーのクロスにガストン・ラミレスがシュートを放つと、6分、CFランバートのキープからG.ラミレスが大きくサイドチェンジ。左SHララーナが上がって落としをCHシュネイデルランが軽やかに合わせるとボールはゴールに飛び込んでいった。サウサンプトン先制。
 こうなるとサウサンプトンリバプールを押し込んでいく。10分、ララーナのスルーパスにランバートが抜け出してGKジョーンズと一対一。シュートは防がれる。18分、CHコークのシュートをGKジョーンズがセーブ。こぼれ球を右SHロドリゲスがシュート。21分にもショーの縦パスがDFに当たりララーナへのスルーパスとなってシュート。GKが弾いたボールにロドリゲスがシュート。
 リバプールはジェラードとアレンのボランチが下がり過ぎて、サウサンプトンボランチ、コークとシュネイデルランにプレスがかからない。ゆとりでボールを持っては捌いていく。それでもチャンスに決め切れない展開が続き、大丈夫かなと不安がよぎった33分、PA手前でFKのチャンス。ランバートが蹴ると、壁に当たりコースが変わってゴールに吸い込まれた。ようやくサウサンプトンが追加点を挙げる。
 しかしこれでようやくリバプールが目覚める。37分、ダウニングのスルーパスにストゥーリッジが抜け出し、クロスを入れる。ゴール前でCBフォンテがクリア。40分、グレン・ジョンソンのスルーパスコウチーニョが抜け出し、GKと一対一。だがGKボルツがよく止める。そしてアディショナルタイム1分。スアレスが中盤左深い位置からクロスを入れると、ジェラードが落とし、ストゥーリッジがシュート。DFブロックのこぼれ球をコウチーニョがシュート。吉田の股下を抜いて、ついにリバプールが1点を返した。
 リバプールは後半頭からアレンに代えてルーカスを投入。CHを補強。前半のうちに1点を返され嫌な雰囲気のサウサンプトンだったが、後半に入っても高いプレスは変わらない。拮抗した展開が続く。24分、G.ジョンソンの縦パスにスアレスが抜け出しシュート。だがCBフォンテがブロック。サウサンプトンが集中してよく守る。32分、ジェラードのミドルシュートもGKボルツが抑える。
 すると次第にリバプールの足が止まりだし、サウサンプトンが押し返していく。そして35分、ロドリゲスがハーフライン付近からドリブルを始めると、あれよあれよとゴール前まで迫り、CBスクルテルをかわしてシュート。一旦はGKジョーンズに弾かれるが、すぐに詰めてシュート。貴重な3点目を挙げて突き放した。
 さすがに残り10分で2点差はきつい。アディショナルタイムにG.ジョンソンのドリブルからクロスに左SBホセ・エンリケがシュートを放つが抵抗もここまで。サウサンプトンリバプール相手に完勝した。
 吉田も堅実なプレーに終始。派手なクリアシーンはなかったが、ラインコントロールも的確でオフサイドを何度もとってサウサンプトンを最終ラインで支えた。これで18位との勝ち点差を7に広げ、交換圏脱出へ貴重な勝利を挙げた。