とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

バイエルン、ブンデスリーガ最速優勝を決める。乾も孤軍奮闘するもシュートは決まらず。

 ブンデスリーガ第28節。まだ7試合を残してバイエルンが優勝に王手。相手は乾のいるフランクフルト。2部から返り咲いたばかりのシーズンながらCL出場圏に勝ち点差なしで並ぶ5位につけ、バイエルン相手とは言え負けられない一戦。とは言っても、チーム得点王のマイアーをケガで欠き、マトムールがワントップ。若いラーニッヒをトップ下で先発した。乾はいつもの左SH。対するバイエルンマンジュキッチとクロースがケガ。CFはマリオ・ゴメス、右にロッベン、左にシャキリ、トップ下にはミュラーが復帰した。
 立ち上がりからバイエルンが押し込む。ロッベンのドリブル突破からクロス。左からシャキリの突破。フランクフルトは乾が孤軍奮闘。7分、素早い動きから乾がシュートを放つと、クリアをCHローデがシュート。さらに8分にも乾が切れ込むドリブルを見せる。
 しかしバイエルンの方が攻撃に迫力と厚みがある。10分、ロッベンのドリブルからゴメスの落としをシャキリがシュート。ポストを叩く。15分、シャキリの強烈なミドルシュートがGKを襲う。乾も16分、負けずにミドルシュート
 26分には右SBラームの縦パスに反応したミュラーPA内に進入。これをCHルスが後ろから倒し、PKを献上してしまう。だが、アラバが蹴ったPKはポストに弾かれる。フランクフルト命拾い。35分過ぎからはバイエルンが一方的に押し込み、シュバインシュタインのクロス、ロッベンボレーシュートと攻め込むが、ゴールはならず。
 フランクフルトは30分、ラーニッヒに代えてチェロッツィを投入。乾をトップ下に移すが、ボールを持つ選手のそばに寄せるもののパスが出ない。ただ突っ立っているだけのように見えるのが原因ではないか。
 後半に入ってもバイエルンが優勢。6分、ロッベンのドリブルからスルーパスにM.ゴメスがPA内に進入、落としをロッベンがシュートするも、飛び出したGKニコロブが身体に当て、DFがクリアする。そして7分、再びロッベンが仕掛けると、タイミングよく駆け上がった右SBラームに展開して、クロスにシュバインシュタイガーがニアに走り込む。ヒールシュート。ようやくバイエルンが先制点を挙げた。
 バイエルンは17分、ロッベンミュラーに代えて、リベリーとグスタボを投入。フランクフルトは攻撃に連携が見られず。17分、乾が中盤低い位置からパスを出し手を探しつつゴール正面までドリブルで進出してミドルシュート。さらに24分には乾がドリブルで切れ込む得意の形からシュート。GKノイアーがセーブする。
 1点をリードしたバイエルンはゆとりを持って落ち着いた守備。フランクフルトは34分、右SBユンクのフィードから右SHアイクナーのクロスに交代出場のCFラキッチがシュート。GKノイアー、ファインセーブ。36分、ユンクのクロスにCBダンテがハンド。PKをアピールするが、レフリーが取らず。37分、乾のCKにCBサンブラノがヘディングシュート。GKノイアーがナイスセーブ。37分にはCKにはね返されたボールを拾って乾がシュート。ネットが揺れてゴールかと思ったが、サイドネット。残念。
 結局、後半の終了間際には惜しい場面を何度も作ったフランクフルトだったが、リーグ最少失点のバイエルンが最後まで守備の手を緩めず、1-0でバイエルンが逃げ切った。優勝決定。
 やはりバイエルンは強かった。乾も特徴を出して活躍したが、連携はイマイチ。単独突破からシュートを放つシーンが多かった。それも含めて乾にとってはホームで優勝を決められる悔しいゲームだった。これを糧に来シーズンこそさらに連携を深めてほしい。乾もいい経験をしたと思う。