とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

シャルケはシュツットガルトに快勝。内田も攻守にバランスの取れたプレイを披露。

 酒井高徳と内田のサイドバック対決が見られるかと思ったが、残念ながら酒井高徳はベンチスタート。内田はいつものように右SBで先発した。
 序盤、アウェイのシュツットガルトが積極的に攻めてくる。4分には左SBラウシュがFK。しかし10分にはFKから右SB内田のスルーパスに右SHファルファンが抜け出しクロスを入れる。12分にもファルファンがFK。次第にシャルケが押し戻してきた。
 13分、ファルファンのCKからCBマティブがヘディングシュート。バーを叩く。18分、左SHドラクスラーのクロスにCFサライがヘディングシュート。GKウルライヒがナイスセーブを見せる。続くCKにはCBヘベデスがヘディングシュート。シャルケが攻めていく。
 内田は攻守にバランスを取る仕事。時に攻撃に参加したかと思えば、シュツットガルトのカウンターに内田が身体を張る。シュツットガルトは31分、CHジョーンズからCFイビシェビッチがボールを奪い、CHクイストからOHマクシムがスルーパス。左SHベルナーが抜け出すが、シュートはわずかにコースを外れた。
 すると34分、中盤の密集からシュツットガルトのDFが蹴り出したボールがCFサライに当たってゴール前へ。左SHドラクスラーが3人のDFに囲まれながら右に流すと、右SHファルファンミドルシュートを放つ。これがGKに当たってゴールに転がり込む。シャルケが先制した。
 前半アディショナルタイムシュツットガルトのFKのクリアをCHゲントナーがヘディングで前に送ると、CFイビシェビッチがシュート。だがCHジョーンズがブロック。シャルケは全員の守備意識が高く、シュツットガルトにゴールを許さない。前半はシャルケの1点リードで終えた。
 後半1分、左SHドラクスラーがドリブルで中に切れ込むと、縦パスをCHノイシュテッターがつなぎ、CFサライの落としをもう一度ドラクスラーが受ける。PA内にわずかに入った位置でCHゲントナーが寄せると、勢い余って足を払ってしまう。PK献上。これをファルファンが落ち着いて決めて、シャルケが後半早々、追加点を挙げた。
 その後はシュツットガルトが反撃する。12分、右SHトラオレがミドルシュート。だがシャルケの守備が集中している。なかなかシュツットガルトが攻め切れない。そのまま時間が過ぎていく。30分にはCHジョーンズがボールを奪うと、OHボアテングが溜めてスルーパスに右SB内田が抜け出す。そのままサイドをえぐりクロス。だが中に待つCFサライの前でDFがクリアした。31分、右SHトラオレのクロスにCFイビシェビッチがヘディングシュート。だがCBマティブがよく競って枠に飛ばせない。
 そして34分、左SHドラクスラーがドリブルで中に切れ込み、縦パスをCHノイシュテッターが落とすと、CHジョーンズがミドルシュート。これがきれいに決まり、シャルケが3点目を入れる。37分にはOHボアテングのスルーパスから右SHファルファンがクロス。OHボアテングのヘディングシュートはポストに当たる。はね返りを途中交代マイアーが押し込むが、オフサイド。4点目はならなかったが、3-0とシャルケが快勝した。
 内田は目立った攻撃参加は少なかったが、攻守によくバランスを取って勝利に貢献した。それ以上に活躍したのが右SHファルファン。そしてCHジャーメイン・ジョーンズはピッチを縦横によく動き回り、ゴールも決める。最高の活躍を見せた。もちろんOHボアテングシャルケの攻撃を支え、ドラクスラーがアクセントを付けている。ようやくシャルケに好調さが戻ってきた。さらに上位を目指して頑張ってほしい。