とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

バイエルン第2節はドロー。先制するも次第に失速。大丈夫かな。

 今週は国際マッチデー。中継もないので先週末行われたブンデスリーガ第2節、シャルケバイエルンのゲームを観る。バイエルンは移籍したばかりのシャビアロンソが先発。ロッベンが負傷欠場でシャキリが先発。他にもシュバインシュタイガーリベリーハビ・マルティネスと負傷者が多い。負傷者が多いのはシャルケの方が深刻。内田はもちろんのこと、前節先発したケビン・ボアテングフンテラールにコラシナツも負傷欠場。マイアーやアイハンなど10代の若い選手が先発した。
 だが序盤からバイエルンが攻勢をかける。4分、CBボアテングのフィードにCFレバンドフスキが抜け出し、クロスにOHミュラーがシュート。GKフェールマンがファインセーブ。直後5分にもCHローデから右に展開、右DFラームのクロスにCFレバンドフスキがシュート。これもGKフェールマンがナイスセーブを見せる。
 バイエルンは3バックというものの右DFラームが常に高い位置を保ち、CHシャビアロンソが下がってDFラインを埋める形。両チーム、早い攻守の切り替えから躍動感のあるゲームを見せる。そして10分、右DFラームのスローインからCHローデが縦に入れると、OHミュラーが中へはたき、CFレバンドフスキのスルーパスにローデが走り込んで、GKの手前でレバンドフスキに戻す。これをガラ空きのゴールに押し込んでバイエルンが先制した。
 18分にはシャビアロンソが長い距離のFKをループ気味にゴール前に入れると、OHミュラーが走り込むが、わずかに届かない。その後もバイエルンが前から人数をかけたプレスを仕掛け、シャルケに攻撃をさせない。21分には右SHシャキリがミドルシュートバイエルン・ペースでゲームは進む。
 27分、右SHサムが中に切れ込んでミドルシュート。これがシャルケの初シュート。だがここから次第にシャルケのプレスが決まり始め、押し返していく。38分にはCHヘーガーをCHローデが倒しFKを献上。右SBアイハンのFKは高い壁にはね返されるが、壁に並んだシャビアロンソが意外に背が低く見えて面白かった。バルセロナではもっと高く見えていたのにね。
 41分には、シャルケがカウンターでOHマイアーがフィード。ところがハーフラインを越えたところでGKノイアーが現われクリア。えっ、こんなところまで出てくるの? ところがこれがアイハンに渡り、ロングシュートを打たれたのは御愛嬌か。それにしてもGKノイアーの守備範囲の広さは半端じゃない。前半は1-0、バイエルン・リードで終えた。
 しかし後半に入るとシャルケが陣形をコンパクトに保って、積極的にプレスを仕掛ける。8分、右SBアイハンのクロスに左SHドラクスラーがヘディングシュート。GKノイアーがナイスセーブ。9分には中盤の混戦からこぼれたボールにCFシュポモティングが抜け出し、GKと一対一。だが後ろから追い付いたCBボアテングにクリアされる。残念。
 後半に入ると、シャルケの守備がいいのか、バイエルンのパスがつながらなくなる。動きも少ない。右DFラームは高く上がるが、逆にCHシャビアロンソが下がって、常にDFラインにいる感じ。もう少し高い位置でゲームを作るといいのだけど。停滞感を感じたか、12分には左SHゲッツェをベルナに交代。さらに15分、CBボアテングをダンテに交代する。
 しかし17分、中盤低い位置からのFKをサムが蹴ると、ゴール前に多くの選手が流れ込み、CFシュポモティングが伸ばした足に当たってゴールへ。CHシャビアロンソがクリアしたボールが左SBヘベデスに当たってゴールに転がり込んでいく。シャルケが同点に追い付く。
 20分には右SHサムのクロスからCFシュポモティングがCBダンテと競り合いながらゴール前に走り込みシュート。GKノイアーがセーブ。バイエルンも21分、左MFアラバのクロスにCFレバンドフスキがシュート。だが枠を外す。23分、CHシャビアロンソに代えてホイビヤクを投入。
 その後は31分、シャルケが右SBアイハンに代えてCHアオゴを投入。ヘーガーを右SBに回して守備の充実と攻撃の変化をつける。しかし36分にはCBサンタナが足の付け根を痛めて左SBフックスと交代。ヘベデスをCBに移す。後は守備に専念。だがバイエルンの攻撃もなかなかつながらない。アディショナルタイムにやや攻め込んだが、結局シャルケが守り切った。1-1のドローでゲームを終えた。
 ケガ人も多いし、色々と試しているんだろうが、まだまだバイエルンが試行錯誤で昨シーズンのような圧倒的なゲームにはなっていない。大丈夫かな。リベリとロッベンの復帰が待ち望まれる。シャルケは内田も早く復活してね。