とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

バロテッリ加入でバランスの取れたリバプール。好調トットナムを一蹴。

 昨日に続いて先週末のゲームを観る。あれ、先々週か? プレミアリーグ第3節、トットナムリバプール戦。これでリバプール戦は開幕以来、3戦連続して観戦している。スアレスが抜けて、ストゥーリッジとスターリングの快速2トップで戦うが、もう一つ脅威に乏しい。初戦はランバート投入で何とか逃げ切ったし、第2節はマンCに完敗。しかし第3節、待望のバロテッリが加入した。
 そして前半3分、FWストゥーリッジのクロスにバロテッリがドンピシャ・ヘディングシュート。GKロリスがナイスセーブを見せたが、やはり前線に高さと強さがあると攻撃に芯ができる。そして8分、FWストゥーリッジが右サイドでDF二人を抜いてクロスを入れると、走り込んだ右MFヘンダーソンが中につなぎ、OHスターリングがさらに回り込んでシュート。中でバロテッリも待っていただけにDFが付き切れなかった。ゴール。リバプールが先制する。
 トットナムも9分、CHベンタレブからのフィードにCFアデバヨールが抜け出し、ループシュートを放つが、枠を捉えられない。12分にはOHスターリングからのパスを受けてFWストゥーリッジが切り返し、DF二人を抜いてシュート。さらに14分、CHジェラードのFKからCFバロテッリがヘディングシュート。バロテッリが加わって、高さ・強さと速さ・巧さが組み合わさって確かに効果が出ている。
 その後はトットナムも前線から厳しいプレス。お互い球際の激しいプレスの応酬が続く。28分、トットナムの左SBローズがミドルシュートを放てば、30分、ストゥーリッジもミドルシュート。これはGKロリスがナイスセーブ。42分、CBカブールのフィードに左SHチャドリが抜け出し、強烈なミドルシュート。だがGKミニョレがファインセーブ。44分、ジェラードのCKにバロテッリがシュート。これは枠を外した。前半は1-0。リバプール・リードで終えた。
 後半に入っても、互角の闘いが続く。と思ったら4分、FWストゥーリッジからのパスを左MFアレンがPA内で受けると、右SBダイアーが思わず手を伸ばして倒してしまう。PK。これをジェラードが決めてリバプールがリードを広げる。
 それでもホームの圧倒的な声援を受けてトットナムが反撃。積極的に攻めていく。そして14分、OHエリクセンとCHベンタレブに代えてタンゼントとデンベレを投入。しかしその直後、右SHタウンゼントがボールを受けたところに左SBモレノがプレッシャーをかけてボールを奪うと、そのままドリブル。ゴール前まで迫り、強烈なシュート。何とリバプールが3点目を挙げる。
 さすがにこれにはトットナムの戦意も喪失。24分、CHカプーのアーリークロスにCFアデバヨールがヘディングシュートを放つが枠の外。25分にはOHスターリングがDF3人を抜いてGKと一対一。でもシュートミス。これを外すが、3点差は安泰。トットナムの運動量も落ち、リバプールも前からのプレスと後方の守備ブロック。しっかり守って時間が過ぎ去るのを待つ。タイムアップ。3-0でリバプールが完勝した。
 前半はいいゲームだったが、不用意なPKが決定的だった。だがそれまでの積極的な姿勢は好感が持てる。トットナムは今年もやってくれるだろう。リバプールはやはりバロテッリの加入が大きい。これでようやく今シーズンを戦える戦力を得た。2勝1敗。これからリバプールのシーズンが始まる。