とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ガンバ、宇佐美の一発で先制。サンフレッチェは最後まで追い付けず。

 W杯中断明け後、宇佐美に引っ張られてみるみる順位を上げ、7位のガンバ。対するサンフレッチェはFW皆川のアギーレ・ジャパン選出・先発はうれしいが、ケガ人が多く、勝ち点はガンバと同じながら、順位は9位。ナビスコ杯、天皇杯と7連戦で、水曜日の天皇杯はガンバに1-3と敗れたばかり。久し振りのサンフレッチェの調子を観てみたかった。
 だが、ホームながらサンフレッチェの動きが悪い。8分、FW皆川がミドルシュートを放つが、ガンバの前への意識が高く、なかなかゴール前にパスが入らない。12分にはOH遠藤からのパスをFW宇佐美がドリブルで前へ運び、右MF阿部がシュート。ポストを叩く。さらに15分、CH青山から左MF今野がボールを奪い、FW宇佐美がドリブルからシュート。
 サンフレッチェはCH青山やCB塩谷からFW皆川らへ縦パスを入れていくが、ガンバのプレスが厳しく、ミスが多い。16分には遠藤のCKをCB岩下が落とし、右SBオジェソクがシュート。GK林がセーブ。しかしその後、サンフレッチェもようやくプレスがかかり始め、膠着状態が続く。
 すると32分、中盤まで下がったFW宇佐美の縦パスをOH遠藤が落とし、また宇佐美が縦パス。FW佐藤のポストプレーにDFがチェックに行ってこぼれたボールを宇佐美が拾ってミドルシュート。宇佐美らしい意識と技術の高いシュートでガンバが先制した。
 すると再びガンバが勢いを取り戻す。35分、右SBオジェソクのクロスにFQ宇佐美がミドルシュート。39分にも宇佐美がミドルシュートサンフレッチェの反撃は前半終了間際。45分、CB塩谷がドリブルで前に運んで、右に流すと、右WB清水のクロスにCF皆川とDFが競ったこぼれ球を塩谷がシュート。アディショナルタイムにはFW茶島から左に流して左WB山岸がシュート。しかしGK東口がセーブした。
 1点をリードされたサンフレッチェは後半開始早々の1分、左WB山岸がミドルシュートを放つと、その後も攻勢に出る。6分にはCB塩谷がミドルシュート。しかしガンバの守備が堅い。17分にはCF佐藤に代えて左SH倉田を投入。宇佐美をCFにボランチに今野と明神を並べる4-2-3-1で守りを固める。
 サンフレッチェも19分、茶島に代えて佐藤を投入。2トップにして前線の人数を増やして攻める。21分には左WB山岸に代えて柏。だが23分、高萩のFKに飛び込んだFW皆川が落とすが、後ろには誰もいない。ガンバが拾って、カウンター。宇佐美がミドルシュート。その後もサンフレッチェがゴール前にパスを入れるが、シュートが打てない。
 逆にガンバはカウンター。32分、CF宇佐美から左に流し、CH今野のスルーパスに左SB藤春が抜け出し、クロスに左SH倉田がシュート。ポストを叩く。35分には右WB清水に代えてミキッチを投入して、サイド攻撃を仕掛けるが、最後までガンバの固い守備を崩せなかった。1-0。ガンバが宇佐美の先制点を守り切って勝利。ついには5位まで浮上した。
 サンフレッチェは全体的にキレがない。ゴール前にボールが入っても、シュートが打てなければゴールもない。ようやく連戦も終わる。暑さも和らいできた。しっかり休養を取って、もう一度チーム・コンセプトを確認したい。ゴール前でもっと動きが欲しい。