とんま天狗は雲の上

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中1日のガーナ戦の疲れか? アジア大会初戦は中国とドロー発進。

 アジア大会女子サッカーグループリーグ初戦は中国との対戦。グループ2位通過だと決勝トーナメント1回戦で北朝鮮と対戦する可能性が高いため、何としても勝っておきたいところ。日本は一昨日のガーナ戦前半と同じメンバーが先発した。
 前半序盤は日本がボールポゼッション高く、主導権を握ってパスを回すが、中国のマークも厳しい。なかなかチャンスを作れない。18分、左SH川澄のクロスは走り込んだOH増矢の上を越える。20分、右SH中島のミドルシュートは枠を外す。日本はパスを回すも、CF高瀬になかなか収まらない。OH増矢がボールに触るシーンもほとんどない。
 すると25分、中国は左SH古雅沙がドリブルで仕掛ける。これはCB北原が巧く対応。27分、左SH古雅沙のクロスにCF楊麗が走り込むが、これもCB長船が競り勝ちクリアする。31分には左SH川澄のクロスにCF高瀬がヘディングシュート。枠を外す。だがこの時間辺りから中国が次第に押し返してくる。36分にはCH阪口にプレスをかけてボールを奪い、CF楊麗がミドルシュートを放つ。
 そして37分、いよいよ中国は左SHにエース許燕露を投入。許燕露が積極的にドリブルで仕掛けてくる。40分、CB北原からの横パスを右SHに回った古雅沙がカットしてドリブル。左に流して左SH許燕露がミドルシュート。GK海堀が正面でキャッチ。日本も42分、CF高瀬の落としからCH宮間がミドルシュートを放つが、枠を外す。前半はスコアレスで終える。
 後半に入ってもなかなかシュートが打てない日本。8分、宮間がゴール前にドリブルで切れ込みミドルシュート。CF高瀬の背中に当たってコースが変わるが、GK王飛がナイスセーブ。10分にはCH阪口からのパスを受けたOH増矢がミドルシュート。だがこれもGK王飛がファインセーブで弾き出す。
 後半10分過ぎ位から中国は許燕露を右SHに回して、右サイドから攻めていく。対するのは左SB臼井。よくがんばって対応したが、ミスも多い。CH宮間と阪口が徹底的にマークされ、なかなか有効なパスが出てこない。逆にここで奪われては再三ピンチを迎える。中国の方がFWにラストパスが入り、ゴールに迫る回数が多い。日本は次第にミスが多くなってくる。
 そこで25分、高瀬に代えてFW菅澤。さらに32分、増矢に代えてFW吉良を投入する。33分、CH阪口のミドルシュートはバーを叩く。35分、左SH中島のクロスを受けて、FW吉良が反転からミドルシュート。枠を外す。41分、右SH川澄の落としをCH宮間がシュート。だがDFがブロック。このゲームの宮間は中国のプレッシャーがきつく、キレを欠く。ミスも多い。
 アディショナルタイムには中島に代えて左SH木龍を投入。木龍にボールを集めドリブル勝負をさせるが、クリアされた。後半は中国に再三ゴール前まで迫られたが、何とか最終ラインで対応。無失点で抑えたが、日本も無得点。スコアレスドローグループリーグ初戦を終えた。
 一昨日のガーナ戦の疲れが残っていなかったか? 中でも宮間の動きにキレがなかった。これでグループリーグ突破の順位は残りのヨルダン戦、台湾戦にかかる。疲れが残る中、どういうメンバーで戦っていくのか。佐々木監督の選択が重要になる。それにしてもガーナ戦は本当に必要だったんだろうか? マッチメイクに疑問を感じる。