とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

香川、ドルトムント復帰戦で即ゴール。ムヒタリャンやラモスとはうまく連携できていた。オバメヤンやインモービレとはどうだろう。

 既に香川のブンデスリーガ復帰第2戦、岡崎擁するマインツとのゲームが行われた。18歳丸岡も途中出場したとのことなので、NHK-BSでの放送を楽しみにしたいが、その前にようやく香川のドルトムント復帰初戦のゲームを観終わった。
 香川は負傷欠場したロイスの代わりという位置付けだが、周りはCFラモス、右SHムヒタリャン、左SHグロスクロイツという並びで、香川はトップ下で先発した。みんなが香川の復帰を祝福しているのか、序盤から香川にボールが集まる。5分には右SHムヒタリャンのパスからOH香川がドルトムント復帰初のミドルシュート。7分にはCHヨイッチのスルーパスに左SHグロスクロイツが抜け出しシュートを放つ。
 ホームのドルトムントがパスを回して主導権を握り、フライブルクはシュートカウンターを狙う展開。21分には右SHムヒタリャンのスルーパスに左SHグロスクロイツが抜け出し、クロスに香川が走り込む。ここはフライブルクのCBケンプがクリア。次第にフライブルクのプレスが厳しくなり、ドルトムントのパスにミスが多くなってくる。
 すると34分、香川がボールキープをすると、相手選手に行く手を阻まれて向きを変えるとライン際に絶妙なスルーパス。左SHグロスクロイツが抜け出して上げたクロスにCFラモスが走り込みシュート。ゴールに吸い込まれる。ドルトムント先制。
 その後はドルトムントの攻勢が続く。36分、SHムヒタリャンのスルーパスに左SBドゥルムが駆け上がり、クロスに左SHグロスクロイツがシュート。38分、右SHムヒタリャンのクロスにCFラモスが高いヘディングシュート。39分、右SHムヒタリャンがCFラモスとのワンツーで抜け出しシュート。これはGKブエルキがナイスセーブを見せた。
 そして41分、カウンターでSHムヒタリャンがドリブルで前に運ぶと、SHグロスクロイツがさらに右につなぎ、CFラモスのクロスにムヒタリャンがスルーすると、ファーサイドで香川が待ち構えてシュート。ドルトムントが2-0と突き放す。
 アディショナルタイムにも、香川のスルーパスにCFラモスが抜け出すが、トラップミス。追加点はならなかった。それでも前半を終えて2-0。香川も心配された周りとの連携もよく、トップ下で気持ち良さそうにプレーしていた。
 後半に入り、2分、3分と右SHムヒタリャンからOH香川にパスが出る。フライブルクも6分、左SHクラウスのスルーパスに左SHギュンターが駆け上がり、クロスに右SHシュミッドがヘディングシュート。GKバイデンフェラーがナイスセーブを見せる。11分、OH香川のスルーパスがCBから駆け上がったスボティッチにわずかに合わない。
 そして19分、香川が右太股裏の張りを訴え、ベンチに下がる。すわ故障と思ったが、痙攣だけでよかった。まだ90分戦う身体ができていなかった。交代に新加入FWインモービレが登場。だがその後、目立った活躍はなかった。そして30分にはCFラモスに代わってFWオバメヤンが出場する。
 すると33分、CBスボティッチのクリアからフライブルクの左SBギュンターが空振りしたところをFWオバメヤンが拾ってそのままドリブル。あっという間にゴール前まで駆け上がりシュート。ダメ押しの3点目を挙げた。ゲームはその後45分、右SBゾルクが放ったアーリークロス性のシュートがDFとGKの間を抜けてゴールに転がり込んだ。フライブルクが1点を返したが、そのままタイムアップ。3-1でドルトムントが勝利した。
 この守備の甘さは気になるものに、香川がすんなりチームになじんでよかった。2年前に香川が移籍して以降、ドルトムントはムヒタリャンやオバメヤンが活躍するショートカウンターのチームになっている。うまく溶け込めるか懸念したが、みんな香川に対してリスペクトを感じているようだ。とは言っても、第4節マインツ戦は香川が先発して0-2で完敗。「シンジ対決は岡崎に軍配」と報道されている。香川がどんなプレーをしたか、ぜひ確認したいと思っている。