とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

台風が近づく中、なでしこリーグがまた始まった。ベレーザは若い力と巧さで湯郷ベルに勝利。

 アジア大会決勝の悔しさもまだ記憶に新しい中、またなでしこリーグが始まった。エキサイティングリーグは土曜日に2ゲーム、日曜日は首位、湯郷ベル対3位ベレーザが対戦。雨の中、大変なゲームになった。
 CF山口の下に18歳トリオの隅田、籾木、長谷川を並べたベレーザが序盤から積極的に攻めていく。6分、左SB有吉のクロスにCF山口が飛び込む。7分にはOH籾木がミドルシュートベレーザの選手の動きにキレがある。それでも15分を過ぎる頃からようやくベルが押し返してくるが、互角までは至らない。風上のベレーザの方が優勢。
 22分、CH阪口のスルーパスにCF山口が抜け出すが、わずかにオフサイド。そして25分、右サイド清水のスローインからOH籾木がDFを背負った体制でスルリとすり抜け、ライン際からクロスを入れると、右SH隅田がニアに走り込んでシュート。ベレーザが先制点を挙げた。その後も26分、右SH隅田のスルーパスにOH籾木がシュート。ベレーザが攻勢を取る。
 ベルは32分、FW有町のロングシュートが前半唯一のシュート。風下になって、なかなかボールが前に運べない。逆に33分には左SB有吉のクロスにCF山口がシュート。わずかに外す。35分には左SH長谷川の戻しからCH原がシュート。
 そして42分、OH籾木が左に流し、走り込んだ左SH長谷川が戻すと、CH阪口が強烈なミドルシュート。豪快に追加点を挙げてベルを突き放した。44分にもOH籾木のドリブルから、戻しを左SH長谷川がミドルシュート。前半はベレーザが圧倒して終わった。
 後半頭からCH葛間に代えて布志木を投入。後半は風上に立ったベルが押し込んでいく。4分、左SB水島がミドルシュート。6分には宮間のFKとCKが続く。8分にはCH宮間のクロスに右SH浅野がヘディングシュート。
 しかしまた次第にベレーザがチャンスをつかんでいく。11分、右SH隅田のスルーパスに抜け出した左SH長谷川がシュート。だがCB高橋が間一髪スライディングでピンチを救う。12分にはCF山口がDFを背負った体制から向きを変えてシュート。17分、CH原のミドルシュートがGK福元が正面でキャッチ。
 ベルも18分、宮間の長いFKにCB加戸がヘディングシュート。ポストに当たる。しかし20分、CF山口に代えて木龍を入れると、またベレーザが優勢になってくる。24分、CF木龍からの戻しをOH籾木がスルーパス。左SH長谷川がシュートする。するといよいよベレーザが押し込む。26分、CH阪口のミドルシュートはGK福元がファインセーブ。
 この時間帯から次第にピッチに水が浮き出す。29分、CF木龍がミドルシュート。35分、右SB清水のクロスに左SH長谷川がヘディングシュート。37分、左SB有吉のスルーパスにOH籾木がシュート。43分、左SH長谷川がミドルシュート。雨の中、たびたびボールが水たまりにつかまって止まってしまう。それでも両チーム最後まで戦って、それで時間が過ぎて、結局2-1でベレーザが勝利した。
 雨に向い風。前半の苦戦が結局そのまま終了まで続いてしまった。ベレーザは若手の技術が雨によく効いた。これで湯郷ベルは首位をレッズレディースに譲り渡し2位に後退。逆にベレーザが3位に戻ってきた。しかも首位までわずか勝点差2。上位6チームだけが対戦するエキサイティングリーグは早くも佳境に入ってくる。毎回楽しみな対戦が続く。次はレッズレディースのゲームを観てみたい。