とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ第12節 レスター対ワトフォード

 久しぶりに岡崎を観る。レスターは依然快調に3位を走っているが、最近、岡崎の先発出場が減っているのが気にかかる。このゲームでもベンチスタートとなった。代わりにマレズがFWに入り、オルブライトンを右SHに回して、シュルップを左SHに上げる。グックスが左SBに入った。ラニエリ監督が「似たチーム。ミラーゲームとなる」と言ったように、前半は互角の展開が続く。

 4分、レスターは右SHオルブライトンのFKのはね返りを左SHシュルップがミドルシュートワトフォードも10分、右SHアニャのパスからCHカプーがミドルシュート。GKシュマイケルがセーブする。15分、レスターはFWマレズの落としから右SHオルブライトンミドルシュート。GKゴメスがキャッチ。19分、右SHオルブライトンのFKにCBフートがヘディングシュート。しかしオフサイドの判定。ワトフォードのチャンスは20分、FWディーニーからの縦パスを受けたFWイガーロがDFをかわしてシュート。これが右ポストを叩く。はね返りを左SHアブディがミドルシュート。GKシュマイケルがナイスセーブではね返した。

 レスターはFWバーディーにボールが入らず、FWマレズとの連携もイマイチ。FWが孤立してなかなかチャンスがつかめない。11節まで無失点試合が5試合と守備が堅いワトフォードはDFラインも高く、再三オフサイドを取って攻めさせない。30分過ぎ位から、マレズが右SH、オルブライトンを本来の左SHに回して、シュルップをトップ下に置くが、シュルップがうまくプレーできない。38分、CHカンテの縦パスにFWバーディーがうまくDFをかわしてシュートを放つが、GKゴメスがナイスセーブ。前半はお互い守りあった末のスコアレスで終えた。

 レスターは後半開始からシュルップに代えて岡崎を投入する。するとさっそくいつもの前線からのプレッシング。3分、FW岡崎のプレスにコースを限定され放ったパスをレスターがカットし、右SHマレズから左に展開。左SHオルブライトンがシュートを放つ。岡崎投入でレスターの攻守にリズムが出てきた。6分には左SHオルブライトンのクロスをFWバーディーが落とし、岡崎がシュートを狙う。が打ち切れず、奪われてしまった。

 そして7分、ワトフォードのゴール前まで攻め込んだレスターが、PA右角辺りでボールを持ったCHカンテがタイミングをずらしたミドルシュート。密集したDF陣の間を抜けたシュートにGKゴメスがうまく反応できず、手に当てながらこぼしてゴールに転がり込む。ついにレスターが先制した。

 16分にはFW岡崎のプレスからDFのパスをCHカンテがカット。縦パスにFWバーディーが持ち込みシュートを放つ。DFがブロックした。そして20分、CBモーガンからのフィードにFWバーディーが走り込むと、PA内に入ったところでGKゴメスが身体を当ててバーディーを倒す。PK。これをバーディーが決めてレスターが2点差と突き放した。バーディーは9試合連続ゴール。これはプレミアリーグ1シーズン中の記録としては新記録だそうだ。

 ワトフォードも25分、CHカプーに代えて右SHパレデスを投入すると、少しリズムが変わってくる。そして30分、レスターのゴール前、CHカンテと左SBフックスがクリアをお見合い。後ろ向きのCHカンテがボールを処理しようとPA内に持ち込んだところにワトフォードの右SHパレデスが奪い、CHカンテが倒す。PK。これをFWディーニーが決めてワトフォードが1点を返した。

 その後は互角の展開が続く。32分、右SHマレズがドリブルからミドルシュート。GKゴメスがナイスセーブ。ワトフォードも36分、右SHパレデスのドリブルからDFプレスのこぼれ球をFWディーニーがミドルシュート。GKシュマイケルがセーブした。最後はアディショナルタイム4分、岡崎も参加して時間を使い、2-1とレスターが逃げ切った。これで3連勝。勝点も暫定だが首位マンCに追い付いた。

 後半、岡崎が交代出場して明らかにゲームが変わった。ゴールこそ未だ1ゴールだが、レスターにとって岡崎の存在は大きい。今後も先発出場を続け、そして早く次のゴールがほしい。がんばれ、岡崎。