とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第20節 アーセナル対サウサンプトン

 吉田麻也のアジア杯合流前の最後のゲームということで、活躍する姿を観たかった。とは言っても、後半途中からの出場ということは知っていた。アーセナルを2-0で撃破したサウサンプトンのプレーを楽しみにして観始めた。
 序盤、ホームのサウサンプトンが積極的にプレーする。7分、スローインから左SHタディッチのクロスにCFペッレがヘディングシュート。アーセナルは8分、CFサンチェスがミドルシュート。いつもながらCFサンチェスが運動量多くがんばっている。しかし直後には左SBバートランドのクロスにCFペッレが飛び込む。わずかに届かずGKシュチェスニーがクリアしたが、アーセナルの右サイドが再三にわたって破られる。
 アーセナルはジルーが出場停止でサンチェスのワントップ。エジルウィルシャーラムジー、アルテタ、フラミニとケガで欠場。チャンバースをCHに起用する苦しい中盤。そのせいか中盤の守備がうまくはまらない。18分、CKからウォードプラウズのクロスにCBガルドシュがシュート。中盤でパスが回らないと、アーセナルも普通のチーム。その後も普通のゲームが続く。
 20分、CFサンチェスのスルーパスにSHロシツキーが走り込み、クロスにサンチェスがスルー。OHカソルラがシュートを放つがGKフォスターがセーブした。チャンスも決められないアーセナル。ジルーの欠場が痛い。27分、OHカソルラのクロスに右SHオクスレードチェンバレンがシュート。枠を外す。30分、CFサンチェスのミドルシュートはGKフォスターが正面でキャッチ。攻撃はタレントが個人技で攻めていくが、最後のところでサウサンプトンの守備が堅い。
 そして34分、SHスティーブン・デービスからのサイドチェンジを受けたCHウォードプラウズが前線にフィード。OHマネが走り込むと飛び出したGKシュチェスニーを前にボールキープ。そしてガラ空きのゴールに向けて角度のないところからループシュート。これが決まりサウサンプトンが先制した。40分にもOHマネのクロスにCHウォードプラウズがシュート。これはGKシュチェスニーがナイスセーブを見せる。アディショナルタイムにはアーセナルが攻勢をかけるが、サウサンプトンが守り切って、前半1点リードで終えた。
 前半42分、マネが足の故障を訴え、CHリードに交代。ウォードプラウズがOHに上がる。後半序盤、アーセナルが攻める。10分、右SHオクスレードチェンバレンのクロスにCFサンチェスがシュート。だがGKフォスターがナイスセーブ。そして11分、CHワンヤマの縦パスに右SHデービスが走り込み、クロスを入れると、右SBドビュシーがブロック。こぼれ球をGKシュチェスニーがクリアするとこれが左SHタディッチへのナイスパス。これを押し込み、サウサンプトンが追加点を挙げる。13分にも右SBアルデルウェイレルドの縦パスに左SHタディッチが走り込み、反転からシュート。アーセナルは中盤の守備が機能せず、CBも浮足立っているように見える。
 15分、CHチャンバースに代えて久し振りのSHウォルコットを投入。オクスレードチェンバレンをCHに下げる。しかしサウサンプトンの優勢は変わらない。16分、左SBバートランドのクロスにCFペッレがシュート。ポストに当たってはね返りにOHウォードプラウズがシュート。20分、CBコシエルニにCFペッレがプレスをかけると、バックパスを受けたGKシュチェスニーに左SHタディッチがプレスをかける。こぼれ球をペッレがシュート。何とか右SBドビュシーが戻りブロックした。25分にも左SHタディッチのクロスにOHウォードプラウズがヘディングシュート。
 アーセナルは23分、CFサンチェスがスルーパスに抜け出してPA前に迫るが、CBガルドシュがファールで止める。いい位置でのFKだったが、サンチェスのシュートはわずかにバーの上に外れた。そして26分、ガルドシュに代わって吉田が登場。アルデルウェイレルトをCBに吉田は右SBに入る。そしてその後はお互いチャンスもなく、そのまま20分を経過。吉田も無難なプレーを見せてチームの勝利に貢献した。サウサンプトンが2-0で勝利。 
 吉田は3年契約を更新し、右SBにもチャレンジするなど、しっかりチームに根付いたようだ。そしてチームも4位キープ。吉田がいない間もしっかり上位に残っていられそうだ。それよりも心配なのはアーセナル。負傷選手が多く、いつものアーセナルのサッカーができていない。かろうじて6位をキープしているが、トットナムなども好調なだけにうかうかしていられない。ジルーの不在があまりに痛い。