とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第21節 チェルシー対ニューカッスル

 同率首位に並んだマンCはエバートン相手に引き分けた。前節5失点と大敗したチェルシーはどうだろうかと、次はチェルシーのゲームを観戦した。相手はニューカッスル。今シーズン、前節のトットナムの前に唯一敗戦を喫した相手だ。前節の敗戦を受けてか、GKをチェフに交代。CBもケーヒルに代えてズマを初先発。しかし他のメンバーは一切変更なし。ショックを受けていそうな選手だけを交代させた。対するニューカッスルはシセとティオテがアフリカネーションズ杯に出場のため欠場。前の勝利の際に2ゴールを挙げたシセがしないのは痛い。代わりに若いペレスが先発した。
 序盤は互角の展開。もっとチェルシーが積極的に行くかと思ったが、ニューカッスルが前の勝利で自信をもっている感じ。特に右SHカベラが積極的にドリブルを仕掛け、ミドルシュートを放っていく。そこにシソコがサポートし、小柄なCFペレスも積極的にプレーする。18分、アンカーのアニータのクロスにCFペレスが飛び込む。が届かない。19分、右SHカベラがドリブルで仕掛けてシュート。DFがブロック。21分、カベラの仕掛けを止めて得たFKを左SHグフランが蹴る。GKチェフがパンチングではね返したボールに右SBヤンマートがシュート。しかしDFのクリアを左SHアザールが拾ってカウンター。ゴール前で左に流すが、CFジエゴ・コスタがシュートを打たずにアザールに戻す。DFクリア。チェルシーがどこか自信なさげ。受け身に回る。
 23分、CHマティッチの縦パスからOHオスカルがシュート。チェルシーは前半、アザールに代わってオスカルが積極的にプレーして攻撃をリードする。32分、右SHカベラがドリブルでCHマティッチをかわしシュート。GKチェフがナイスセーブ。34分にもカベラが仕掛けのドリブル。36分にはIHシソコも積極的な仕掛けからドリブル。CBテリーをかわしてシュートを放つが、わずかにゴール右隅上に外れる。37分、カベラのドリブルにかわされた左SBアスピリクエタが腿を痛め、フィリペルイスに交代。カベラのドリブルはキレキレだ。
 好調な前半のうちに先制点が欲しかったニューカッスルだが、試合巧者なのはチェルシーの方だった。43分、ゴール右へのフィードボールを追いかけた右SHウィリアンとCBコウチーニョコウチーニョゴールラインに蹴り出すと、すぐにボールを拾ったウィリアンが素早いCK。右SBイバノビッチが反応して入れたクロスにOHオスカルが走り込む。シュート。抜け目ない攻撃でチェルシーが先制点を挙げた。ニューカッスルはCBコウチーニョが戻れず、他のDF陣もゴール前に戻ってくるのがやっとだった。
 後半に入るとチェルシーの動きが断然よくなる。それでも始めのうちは何とか対応していたニューカッスルだったが、次第に受け身となってゴール前に押し込まれる。そして14分、左SHアザールの縦パスにOHオスカルが走り込んで、落としたボールをCFジエゴ・コスタが中央に持ち込んでシュート。これが決まり、チェルシーが追加点を入れる。
 ニューカッスルは18分、左SHグフランに代えて、サミー・アメオビを投入。アメオビは19分、左サイドを抜け出しクロス性のシュートを放つが、GKハートがナイスセーブ。しかしその後はその突破力を活かせない。23分、左SHアザールのスルーパスにCHセスク・ファブリガスが上がり、クロスをOHオスカルがヘディングで落として、CFジエゴ・コスタがボレーシュート。その前に何とかCHアニータがクリアした。
 その後はチェルシーが余裕の試合運び。右SHカベラのドリブルもイエローカード覚悟のファールで止めると、次第にニューカッスルの攻撃が沈静化する。34分、左SHアザールの縦パスからCFジエゴ・コスタがドリブルで中に持ち込み、DF3人を置き去りにしてシュート。CBコウチーニョが何とか戻ってクリアした。35分にはセスクのミドルシュート。43分、ジエゴ・コスタに代わったレミがセスクのスルーパスに抜け出してシュート。しかしこれは枠を外す。その後もしっかりと守り切ってチェルシーが勝利。前半こそニューカッスルの攻撃に受け身に回ったが、後半は首位らしい余裕のプレーでゲームを支配。2-0で完勝し、再び単独首位に返り咲いた。
 マンCとの首位決戦まであと3週間。その前にリバプールとのリーグ杯などもあって、けっして楽な日程ではないが、故障者やアフリカ選手権での欠場者がいないのは強み。どんなゲームになるか、今からわくわくする。