とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ナビスコ杯 Bグループ第3節 グランパス対マリノス

 今シーズン初めての生観戦。マリノス戦に行ってきた。Jリーグではようやく好調の波に乗ってきたグランパスだが、ナビスコ杯の方は初戦から好調。ここまで2勝1分けとグループ首位を行く。リーグ戦での勢いそのままマリノスを撃破してくれることを期待。もっとも土曜日のエスパルス戦で足を攣った永井を先発させるのか、多少不安ではあったが、しっかりと先発。他のメンバーもダニルソンに代えて磯村を先発させた以外はリーグ戦と同じ先発メンバー。中澤、栗原、齋藤、三門らがいないマリノスとは大違い。
 それで前半はグランパスが積極的に攻め込んでいく。だがなかなか決めきれないグランパス。20分位にはマリノスに攻め込まれ、クロスから右SH藤本に至近距離からのシュートを打たれるが、GK楢崎が正面でキャッチ。前半、マリノスのチャンスはこれくらいだった。逆に30分にはグランパスが左FW小川のCKから左WB永井がヘディングシュート。GK飯倉が掻き出すようなセーブで何とかクリア。惜しいチャンスを逃した。
 そして前半終了間際。CB闘莉王PA前まで上がり、右サイドへスルーパス。右WB矢野が左SB比嘉を背負いつつ前を向こうとしたところを倒される。PKの判定。これを闘莉王が落ち着いて決めて、グランパスが先制点。前半リードで折り返す。
 グランパスは後半頭から松田に代えてCFノヴァコヴィッチを投入。川又を右FWのサイドに回す。後半になってもなかなか攻め込めないマリノスは後半10分、FW伊藤とFWアデミウソンに代えて、OH中村俊輔とCFラフィーニャを投入する。するとCFラフィーニャが積極的に仕掛け、再三、CB闘莉王とやり合う。中盤では俊輔がピッチを縦横無尽に動き、収めてはうまくマリノスの攻撃をリードする。次第にゴール前に釘づけになるグランパス
 そこで20分、CH磯村に代えてダニルソンを投入。俊輔のマークに付く。さらに30分、小川に代えて右FW田中輝希。川又を左FWに回すが、その時間帯にはもう永井がスタミナ切れ。川又のポストプレーに落とすべき永井が走っていない。永井はもっぱら守備に専念。対するマリノスは33分、藤本に代えて佐藤優平を投入する。
 そして35分過ぎ、CB本多に対して右FW佐藤優平が後方から危険なタックル。これで本多が負傷。そのまま起き上がれずタンカで運ばれる。一人少なくなったグランパスだが、田中輝希をCHにしてゴール前で必死に守る。CB闘莉王が何度もゴール前でヘディングクリア。そしてアディショナルタイム4分。最後まで1点差を守り切って、何とかグランパスが勝利した。
 これで2位ヴィッセルとの勝ち点差は5。3位モンテディオとの勝ち点差は6に開き、残り2ゲームで勝ち点1をゲットすればグループリーグ勝ち抜けを決めるところまでやってきた。さあ次はJリーグ。アウェイの首位レッズ相手に一泡吹かせるゲームを期待したい。