とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

Jリーグ 第7節 アントラーズ対ヴィッセル

 リーグ序盤こそイマイチだったがこのところ公式戦6戦無敗。8位まで順位を上げてきたアントラーズ。対するヴィッセルも同じく公式戦6戦無敗。10位ながら勝ち点では並ぶ。今シーズン、両チームとも初めての観戦。柴崎と森岡のプレーを楽しみにした。
 序盤、アウェイながら攻勢をかけるヴィッセル。5分、CF小川のクロスに右FWマルキーニョスがヘディングシュート。7分には左FW石津から左に流して、左WB相馬のクロスのクリアをFWマルキーニョスがオーバーヘッドキック。序盤からヴィッセルがよく走る。12分には左右からクロスで振って、最後はCH森岡がミドルシュートを放つ。
 アントラーズはCF金崎がよく動いてがんばるものの、両SHカイオと遠藤がほとんどボールに絡めない。OH土居も消えている。19分、右SB西のクロスにCH柴崎がシュート。GK山本海人がセーブする。29分、CH柴崎のFKにCF金崎がヘディングシュート。枠に入らない。31分、CBチョンウヨンのCKからクリアをCH三原がミドルシュート。これも枠を外す。
 激しいチェックの応酬でたびたびゲームが中断し、お互い攻めあぐねる。そして37分、CH森岡が股の不調を訴え、田中に交代する。攻め手がなくなるヴィッセル。38分、OH土居のドリブルから右に流し、右SH遠藤がミドルシュート。44分、左SHカイオの戻しのパスをCH青木がミドルシュート。前半はお互い決定的なチャンスもなく、膠着状態のまま終わった。
 するとアントラーズは後半頭から青木に代えてCH小笠原を投入する。しかし久しぶりのゲームで序盤はまだ乗り切れない様子。そんな中、4分、左WB相馬のクロスがファーサイドに流れると、左SB山本修斗の外側から右FWマルキーニョスがヘディングで落とし、CF小川が押し込む。ゴール。ヴィッセルが先制点を挙げた。アントラーズの守備の集中力が一瞬途切れた感じ。
 11分、アントラーズは山本修斗に代えて右SB伊東を投入。西を左SBに回す。ヴィッセルも13分、CB増川に代えて高橋祥平。こちらは足の故障か。15分、左FW石津がミドルシュート。GK曽ヶ端がナイスセーブ。アントラーズも左SHカイオが17分、18分とミドルシュート。次第にアントラーズがペースをつかんでくる。ヴィッセルは5バックにしてしっかり守り、カウンター狙い。
 25分、アントラーズはカイオに代えてFW高崎を投入。金崎と高崎の2トップにして土居を左SHに回す。柴崎が前目。そして26分、スローインからCH柴崎が縦パス。FW高崎が落とすと、柴崎がワントラップからミドルシュート。これが見事に決まり、ついにアントラーズが同点に追い付いた。
 しかし、同点に追い付かれたヴィッセルはその後、積極的に反攻する。32分、左WB相馬のクロスに右WB高橋峻希がシュート。GK曽ヶ端がセーブ。そして続くCKをFWマルキーニョスがヘディングで競ると、ルーズボールに飛び出したGK曽ヶ端とDFが重なり、こぼれたボールをCH田中がシュート。ゴール。再びヴィッセルがリードする。
 アントラーズは37分、CH小笠原の縦パスに右SB伊東が走り込み、クロスを左SB西が折り返すと、FW金崎がシュート。しかしゴールライン上でCB高橋祥平がブロック。いったんはね返したボールがGK山本海人に当たってまたゴールにこぼれるが、高橋祥平がヘディングではね返す。微妙なところでゴールを許さない。
 その後はヴィッセルが積極的に前から守備。アントラーズを寄せ付けず。最後にはイライラした金崎がDFに体を当てて倒しレッドカード。最後の柴崎のFKもはね返し守り切った。ヴィッセルが2-1で勝利。うーん、粘り強い。これで7戦負けなしだ。グランパスの次の相手もヴィッセル。なかなか手強そうだ。大丈夫かな。