とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第7節 リバプールvs.マンチェスター・シティ

 開幕から無敗。4勝2分で首位に立つリバプール。対するマンCは開幕戦こそトッテナムに苦杯を喫したもののその後は4勝1分。2位につける。第7節、早くも昨季と一昨季のチャンピオン同士の対戦が観られる。楽しみだ。

 リバプールの布陣は4-3-3。ジョタをトップに右WGサラー、左WGにマネ。中盤はファビーニョをアンカーに、右IHヘンダーソン、左IHカーティス・ジョーンズ。DFは右SBにミルナーが入り、左SBはロバートソン。マティプとファンダイクのCBにGKはアリソン。フィルミーノはベンチスタート。アレクサンダー・アーノルドはケガでスタジアムから観戦する。対するマンCも同じ布陣。トップにグリーリッシュ。ジェズスとフォーデンが左右に開き、中盤はロドリをアンカーに、右IHデブルイネ、左IHベルナルド・シウバ。DFは右SBカイル・ウォーカー、左SBにジョアン・カンセロ。ラポルトとディアスのCBにGKはエデルソン。ブラジル代表GK同士の対戦だ。またCFにジョタとグリーリッシュと共に機動力のある選手を起用。両者とも自由にピッチを動き回る。

 序盤、リバプールが高い位置からプレスをかけていく。ハイプレスに対してパスでかわすマンC。だが15分程も経ってようやくリバプールのプレスも弱まると、今度はマンCがパスを繋いで攻め始める。15分、左SBカンセロの縦パスにCFグリーリッシュが抜け出すと、切り返しからミドルシュート。17分には同じく左SBカンセロの縦パスを左WGフォーデンが落とし、左IHベルナルド・シウバが切れ込んでクロス。ファーサイドに右WGジェズスが飛び込むが、手前でDFがブロックした。

 さらに21分、左IHベルナルド・シウバが中盤でボールを持つと、華麗なドリブルでDFを4人切り裂き、最後は左に流して、左WGフォーデンがシュート。GKアリソンがナイスセーブする。24分には左SBカンセロのスルーパスに右IHデブルイネが抜け出し、シュート。32分、今度は右IHデブルイネの斜めのパスに左WGフォーデンが抜け出し、PAに迫るが後ろから右SBミルナーが追い付いて、フォーデンを倒す。しかし笛はならない。直後には左SBカンセロの縦パスにCFグリーリッシュが抜け出し、シュートを放つ。これもGKアリソンがナイスセーブ。

 その後も攻め込むマンC。34分、左WGフォーデンのクロスに右IHデブルイネのヘディングがバーの上。44分、GKエデルソンのフィードに左WGフォーデンが抜け出す。だがGKアリソンがよく飛び出して、セーブした。45分、左SBカンセロのパスから再び左WGフォーデンがシュート。GKアリソンがナイスセーブ。前半は左WGフォーデンが速さを生かして再三ゴール前に迫ったが、GKアリソンの守備もいい。ゴールには至らず。前半は0-0のスコアレスで折り返した。

 後半に入ると、リバプールが高い位置から攻め始める。一方、マンCはデブルイネが高い位置を取り、実質4-2-3-1のような布陣に見える。5分、CBマティプの縦パスを受けたCFジョタが反転からシュート。GKエデルソンがナイスセーブ。その後も前半と変わり、リバプールが攻める展開が続く。そして14分、CHファビーニョから右に展開すると、右WGサラーがドリブルで抜け出し、スルーパスに左WGマネが走り込んでシュート。リバプールが電光石火、先制点を挙げた。18分、右WGサラーのFKはDFに当たってわずかにポストの左。

 だがマンCも負けてはいない。21分、CFグリーリッシュを下げてスターリングを入れると、22分、右IHデブルイネから大きく左サイドにサイドチェンジ。WGジェズスがシュート。23分にはリバプールもCFジョタを下げて、フィルミーノを投入する。そして24分、右IHデブルイネが起点となり、右WGジェズスが右から左へドリブル。最後は左に流すと、左WGフォーデンがシュート。これが決まり、マンCが同点に追い付いた。

 しかし31分、CBマティプの縦パスを左IHカーティス・ジョーンズがつなぐと、右WGサラーがDF3人を抜き、最後はCBラポルトを抜いてシュート。再びリバプールがリードする。サラーの切れ味がすごい。ところが36分、今度はマンC。右IHデブルイネから左に展開。左WGフォーデンのクロスに右SBカイル・ウォーカーが走り込むと、左SBロバートソンが対応し、こぼれ球を右IHデブルイネがミドルシュート。これが決まり、再びマンCが追い付いた。

 39分、右SBカイル・ウォーカーのFKは大きくバーの上。42分、右WGサラーが左に大きくサイドチェンジ、GKエデルソンも飛び出してCHファビーニョがフリーになるが、シュートはCHロドリがよく走ってブロックした。スーパーブロック。マンCも45+1分、右IHデブルイネのスルーパスに走り込んだCFスターリングのパスを右WGジェズスがボレーシュート。だがDFがブロックする。アディショナルタイムも両者、必死に攻防。だがお互いゴールならず。2-2。面白いゲームは結局ドローに終わった。

 前半はマンCが優勢。だが後半はリバプールが先行し、マンCが追い付く展開。左WGフォーデンが再三左サイドを抜け出せば、リバプールも右WGサラーが絶妙な間合いで右サイドを突破する。両者譲らず、面白いゲームだった。これで前節、マンCに敗戦するも、今節はサウサンプトンに勝利したチェルシーが抜け出し首位。これを勝点1差でリバプールが続き、さらに勝点1差でマンCを始めブライトンまでの4チームが追う。次節には上位6チーム同士の対戦はないが、またどう順位が変わっているかわからない。今季のプレミアリーグは序盤から激しい戦いが続く。面白い。