とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ゴキブリとの戦いは続く

 この夏は暑かった。そのせいか、ゴキブリをよく発見した。見つければ当然、退治。得意技はスリッパ叩き。昔はそのままスリッパで叩いていたが、不衛生なので、最近は、スリッパを薄いビニル袋に入れて叩き潰す。だが、床や壁ならそれでいいが、台所などに出現したゴキブリを叩くのは、細々としたモノが多くあって難しい。それで活躍するのが食器用洗剤。それでもすばしっこく動くゴキブリにジャストに洗剤を掛けるのはなかなか難しい。しかし、台所で殺虫スプレーを使うのは抵抗がある。それでこの夏、氷結タイプのスプレーを買った。

 しかしゴキブリに氷結スプレーを噴き付けても、一旦は動きを止めるものの、ティッシュ等で掴もうと手を伸ばすと、また動き出す。狭い流し回りなので、もちろんスリッパで叩き潰すわけにはいかない。そこで、動きを止めたらすぐに食器用洗剤をかける。するとしばらく足をバタバタさせた後に動かなくなるので、ティッシュで包んで、そのままビニル袋に入れてごみ箱に捨てる。氷結タイプのスプレーだけでは無理だとわかった。それでも、一時でも動きを止められれば、多少はゴキブリ退治が易しくなるかな。

 暑さが衰えてきた最近、今度は洗面所でゴキブリをよく発見する。先日は、朝、トイレに立った妻が、「玄関ホールにゴキブリが仰向けで死んでいる」と言って帰ってきた。すぐに行くと確かにそのとおり。それでティッシュを持って掴もうとしたら動き出す。ギャッ! そこで今度は従来タイプの殺虫スプレーを持ち出し、ゴキブリに噴き付けて、動きを止めてからティッシュに包んで捨てた。

 その後、洗面所へ行ったら、娘が「ごきぶりホイホイを変えてよね」と言う。「何で?」と聞くと、「足元でカサカサと音がするから」と言う。足元に置いたごきぶりホイホイを見ると、5~6匹も捕まっている。ごきぶりホイホイは成果が見えるし、けっこうゴキブリを捕まえてくれる。そのごきぶりホイホイを捨てて、代わりのごきぶりホイホイを設置しようと、洗面台下の扉を開けたら、ゴキブリがいた。すぐに殺虫スプレーを噴き付けたら、床に落ちて動きを止めたので、スリッパにビニル袋をかぶせて叩き潰し、ティッシュに包んで捨てた。

 その夜、風呂に行こうと洗面所のドアを開けたら、床にゴキブリがいる。スリッパは履いていたが、ビニル袋を取りに行く余裕はない。スリッパでそのまま踏み潰した。これで1日で4匹、ゴキブリを退治した。これは記録だ。

 翌朝、再び洗面所のドアを開けたら、今度は流し横のテーブルにゴキブリが鎮座。床に置いた殺虫スプレーを持ち上げ、ゴキブリに噴き付ける。さっと逃げて床に落ちた。昨晩と違って、今度は相手も手負い。仰向けになって足をばたつかせている。そこで娘に声をかけ、台所にあったビニル袋を持ってきてもらい、スリッパで叩き潰した。

 殺虫スプレーを吹き付けたテーブルを水で濡らしたタオルで拭き、洗濯物を入れたバスケットに放り込むと、その先に何か黒い動くものが見える。またゴキブリだ。今度は洗濯用洗剤などが入った小物入れの中。それでも再び殺虫スプレーを持ち出し、噴き付けると、その場で動かなくなった。スリッパで叩くスペースもないので仕方なく、洗剤のボトルなどを動かしてから、ティッシュで覆って、上から手で潰した。やれやれ。

 それにしても2日で6匹。暑さが少し収まり、ゴキブリの生命力も多少は衰えたのか。それでもまだ30度を超える残暑は続くので、油断はならない。ごきぶりホイホイと殺虫スプレー、そして凍結スプレー。この3点セットに食器用洗剤を加えて、まだまだ続くゴキブリとの戦いに備えたい。もっとも娘曰く、「家の中には、私たち家族を数十倍、数百倍も上回るゴキブリが住んでいる」。実のところ、ゴキブリの家に住まわせてもらっているのは私たちの方かもしれない。ああ、やだやだ。