とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

2025シービリーブスカップ 日本vs.オーストラリア

 なでしこジャパンが初めての外国人監督、ニールセン新監督を迎えて初めてのゲーム。なでしこのサッカーは変わるだろうか。欧州やアメリカで戦う選手たちを多く集めて、新生なでしこの最初のゲームが始まった。

 日本の布陣は4-3-3。田中美南をトップに、浜野と藤野が左右のWGに開く。中盤は熊谷をアンカーに、右IH長谷川、左IH長野。しかし守備時には長野が田中よりも高い位置を取ってプレスをかけ、4-1-3-2のような形になる。DFは右SBに高橋はな、左SBは北川。南と古賀でCBを組み、GKは山下。対するオーストラリアは4-2-3-1。フォードをトップに、ファウラーがトップ下。SHは右にラソ、左にヤロップ。クーニークロスとゴリーのダブルボランチに、DFは右SBカーペンター、左SBカトリー。ケネディとハントのCBに、GKはアーノルド。

 日本が序盤からハイプレスをかけていく。そして6分、GKアーノルドのクリアのこぼれを右IH長谷川が拾って左に流すと、左WG藤野のクロスのクリアをCH長野がミドルシュート。CF田中美南がヒールでフリックしたシュートはそのままゴールに転がり込む。日本が幸先よく先制点を挙げた。

 その後も攻めるのは日本。10分にはショートCKから、IH長谷川のクロスにCF田中がシュート。12分には同じくIH長谷川のショートCKからIH長野が中へ放り込み、右WG浜野がミドルシュートを放つ。さらに13分、CF田中の縦パスに右SB高橋が走り込み、クロスに右WG浜野がシュート。これまでCF田中は前線で孤立することも多かったが、長野が高い位置を取ることにより、田中がやや下がってボールを捌くことも多く、いい感じでリズムを作っていく。

 26分には、右サイドからIH長野のクロスにCF田中がヘディングシュート。バーを叩く。そして32分、左SB北川のアーリークロスにオーストラリアのCBが被って対応できず、CF田中がシュート。日本が追加点を挙げた。その後、オーストラリアはラソとフォードのポジションをチェンジし、ラソがトップに入るが、日本のペースは変わらない。日本も40分過ぎから、藤野と浜野がポジションを変えたが、後半にはまた元のポジションに戻った。前半はこのまま終了。日本が2-0とリードする。

 後半に入っても日本のペースで攻めていく。4分、左WG藤野のパスからIH長谷川の縦パスにCF田中が走り込み、クロスに右WG浜野がミドルシュート。これはバーの上を越えたが、7分、左WG藤野の縦パスをCF田中が落とし、左WG藤野の縦パスを右IH長谷川がフリック、CF田中のクロスに右WG浜野が走り込みシュート。日本がきれいな流れから3点目を挙げた。

 15分、日本は長野と藤野に代えて、左IH宮澤と左WG植木を投入。17分、右IH長谷川のアーリークロスに左WG植木が走り込み、シュート。GKアーノルドのナイスセーブに止められる。18分には、左SB北川のクロスのクリアを右IH長谷川が拾い、右に流して、右SB高橋のクロスにCF田中がボレーシュート。枠には入らなかったが、これもきれいな流れでシュートまで持っていった。

 オーストラリアは19分、フォード、ファウラー、カトリー、ケネディを下げて、CFマクナマラ、OHガリッチ、左SBグラント、CBヒートリーを投入する。ラソは再び右SHに下がった。一方、日本も26分、浜野に代えて、アメリカで活躍する20歳の松窪を投入。オーストラリアは29分、ゴリーをエグモンドに交代した。そして30分、右サイドのショートCKから左SB北川がクロス。これをCB南が高いヘディングシュートでネットに叩き込む。日本が4点目。その後も日本がパスをつないで、オーストラリアにまったくサッカーをさせない。

 40分、日本は田中と高橋を下げて、CF籾木と右SB守屋を投入。オーストラリアもクーニークロスをプライアに交代した。すると42分、オーストラリアはOHガリッチの縦パスを左SBグラントがさらに縦に送り、走り込んだ右SHラソの落としを左SBグラントがループシュート。オーストラリアの初めてのシュートは大きなチャンスだったが、バーにはね返された。一方、日本も45分、右IH長谷川の縦パスを左IH宮澤が落とし、CF籾木がシュート。45+1分には、右IH長谷川のフィードに左WG植木が走り込み、落としをCF籾木がシュート。さらに45+2分には、CF籾木のクロスに左WG植木がヘディングシュート。久しぶりに代表に召集された籾木だったが、積極的にゴールを狙う姿勢が見られたのはうれしかった。そしてタイムアップ。日本が4-0と快勝し、シービリーブスカップ初戦を飾った。

 ほとんどオーストラリアにサッカーをさせない完勝だった。熊谷がアンカーに入ったおかげか、長谷川と長野も自由にプレーができ、特に長野が高い位置からプレスをかけるせいで、田中にも余裕が生まれ、さらに藤野と浜野や左SB北川が絡み、有機性の高いサッカーが展開できた。また、CB古賀の落ち着いたプレーも評価に値する。次は中2日でコロンビア戦。アメリカに0-2で負けたコロンビアであれば、次のゲームも快勝できるだろう。もう今からその次のアメリカ戦が楽しみになる。いい勝負ができるのではないか。まずは次のコロンビア戦で、他のメンバーの活躍も見てみたい。