GWの6連戦。ここまで2勝2敗。今節はホームに戻って、今季初昇格ながらここまで12位と健闘するファジアーノを迎える。ファジアーノはGWに入って、1分3敗と一時の好調さに陰りが見えてきた。グランパスとしては勝って、降格圏内から抜け出していきたいところ。しかしスタジアムの事故のせいでキックオフが1時間遅れた。これがどんな影響を及ぼすだろうか。雨の方が気になるかもしれない。
グランパスの布陣は3-4-1-2。永井とマテウスの2トップに、トップ下に和泉。内田と徳元の両WBに、ボランチは椎橋と稲垣。CBは右から、原、三國、佐藤瑶大。GKは今節も19歳のピサノ。対するファジアーノは3-4-3。ルカオをトップに置き、シャドーに江坂と岩渕。WBは右に松本、左に加藤聖。ボランチは藤田息吹と田部井。CBは右から、阿部、立田、工藤。GKはブローダーセン。お互い中2日ながら、グランパスは前節と同じ先発メンバーが並ぶ。
序盤、グランパスが攻め込むが、なかなかシュートまではいけない。すると12分、右CB原からの縦パスを右WB内田が中へ折り返すが、FW永井とのタイミングが合わず、相手のCH藤田に奪われる。すると、右FW江坂の縦パスにCFルカオが走り込み、シュートを放つ。GKピサノが落ち着いてセーブした。グランパスも14分、右中盤の位置でFKを得て、FWマテウスが直接狙うが、わずかにゴール右上に外れる。21分には、右CB原のクロスを左WB徳元が落とし、CH稲垣とDFが競ったこぼれ球をOH和泉がシュート。しかしDFに当たり、ゴール左に外れる。
その後も一進一退の展開。CFルカオに対してCB三國がしっかりマークをするが、一方、DFラインでパスを回すも、ファジアーノのプレスを受けて、なかなかうまく前にパスを出せない。35分過ぎにはファジアーノの連続して攻め込まれるが、なんとか耐える。42分には、FWマテウスがドリブルで進むも、DF3人に寄せられ、奪われると、ファジアーノがカウンター。右CB阿部がドリブルで運ぶと、縦パスにCFルカオが走り込み、シュート。しかしCB三國がしっかり寄せて、シュートは外した。
45＋1分にも、左WB加藤のFKのクリアを右サイドからクロス。ファーに流れて、FW江坂が折り返しのクロスを入れるも、FW永井がヘディングで弾き出す。前半終盤はピンチが続いたが、何とか守り切って、前半はスコアレスで折り返した。
後半立ち上がり、グランパスは、永井と徳元を下げて、FW山岸と左WB中山を投入。一方、ファジアーノも岩渕を右FW佐藤龍之介に交代する。11分、グランパスはFWマテウスのCKをOH和泉が胸トラップで落とし、CH稲垣がボレーシュート。だがわずかにポストの左。14分にはFWマテウスがロングシュートを狙うが、GKブローダーセンがセーブした。16分、ファジアーノは田部井を下げて、CH竹内を投入。グランパスも21分、マテウスと和泉を下げて、右FW浅井と左FW森島。山岸のワントップにする。
23分には、カウンターで右FW浅野が長躯ドリブル。最後はカットインからミドルシュートを放つが、ゴールの左上。27分、ファジアーノは江坂とルカオを下げて、左FW木村太哉とCFブラウンノアを投入する。28分、グランパスは右FW浅野のドリブルから、こぼれ球を左WB中山が拾ってクロス。CH稲垣の落としをCF山岸がシュートするも、GKブローダーセンがファインセーブではね返す。一方、ファジアーノも30分、GKブローダーセンのフィードをCFブラウンノアが競り合いつつ頭に当てて落すと、こぼれ球を左FW木村が拾って、そのままシュート。ネットを揺らすが、これは木村のオフサイド。グランパスも35分、左FW森島のフィードに右WB内田が走り込み、シュートを放つが、バーの上に外れた。
38分、ファジアーノは加藤を下げて、CFグレイソンを投入。しかし直後からグランパスが猛攻。しかしシュートまでは至らず、その後はオープンな攻め合いが続く。40分、グランパスは、内田に代えて、右WB野上。41分、左FWブラウンノアのシュートは右CB原がブロック。45分、右FE佐藤のCKにCB立田がヘディングシュート。さらに佐藤のCKをCB工藤がヘディングシュート。だがDFがブロック。そしてタイムアップ。結局、ゲームはスコアレスで終わった。
よく頑張った、というべきか。攻撃が物足りないというべきか。お互い守りを重視した似た者同士の対戦だったなという印象。スコアレスドローというのはまあ納得の結果だったか。それでもやはり前節のような複数ゴールで勝利するゲームを見てみたい。次も好調の4位サガンが相手。それでもここ2試合は連敗している。アウェイだが、しっかり勝ち切って、GW中の連戦を勝ち越して終わりたい。中4日だが、がんばって最後まで戦おう。
