とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

高校サッカー準々決勝 東福岡対東海大仰星

 今日は午後から準決勝。その前に準々決勝で観た東福岡対東海大仰星について書いておこう。ちなみに高校ラグビーの決勝も同じ両校の対戦となった。両校ともスポーツが盛んな高校なんだ。勉強はどうなっているんだろう。それはさておき、東福岡は昨年も優勝し、連覇を狙う大会。既にJリーグ入団が決まっている選手が、左SB小田(アントラーズ)、左IH高江(ガンバ)、右IH藤川(ジュビロ)と3人もいる。風上にも助けられて、序盤から東福岡が圧倒的に攻めていく。

 5分、左SB小田が切り返しからミドルシュート。東福岡は中盤でしっかりパスを回すとともにピッチ広く両サイドを使い、クロスを入れてくる。14分、左IH高江のミドルシュートはバーを叩く。16分には左IH高江のクロスを受けた右IH藤川がPA前でスルーパス。しかし走り込む選手に合わない。シュートを打てたのではないか。26分、高江のCKに左SB小田がヘディングシュートを放つも、GK宮本が正面でキャッチした。確かに東福岡の3人の選手は技術力も高く、ゲームを支配したが、東海大仰星の守備も堅い。中央を崩しきれず、前半はスコアレスで折り返した。

 後半4分、東福岡の右SH福田のクロスから左SH青木のヘディングシュートはわずかにバーの上を越える。決定機を決めきれない東福岡。すると後半は風上に立った東海大仰星が積極的に攻めてくる。7分、CH原田がミドルシュート。8分にも左SB面矢がミドルシュートを放つが、これはDFがブロックする。なかなかゴールが挙げられない東福岡は11分、左

SH青木に代えてFW佐藤を投入する。東海大仰星もワントップを高さのある松山に交代する。

 東海仰星は19分、OH新保から左に展開。CH大崎の大きなサイドチェンジに走り込んだ右SH松井がクロス。新保がボレーシュートを狙うが、当たり損ねてゴールを外す。東福岡も22分、左IH高江のドリブルから右IH藤川がシュート。しかしGK宮本が正面でキャッチした。すると26分、東海大仰星のCKのチャンスを右SH松井が蹴ると、CB玄がヘディングで折り返し、ゴール前の混戦。何度かはね返った末に最後はCB吉田が押し込んだ。東海大仰星が先制点を挙げた。

 直後、東福岡はFW藤井に代えて田尻を投入。反撃を試みるが、守りに入った東海大仰星の守備が堅い。特に中央のCB玄とCB吉田は背も高く、東福岡のサイド攻撃をことごとくはね返していく。東福岡も焦りもあってかなかなか効果的な攻撃を仕掛けることができないまま、時間だけが過ぎていく。そしてタイムアップ。1-0。東海大仰星が優勝候補の東福岡を破る大金星を挙げて勝利した。

 40分は短い。あっという間にゲームが終了した。それでも東海大仰星の守備、そして攻守のバランスは褒められるべき。逆に東福岡は前半の決定機を決めておけばという気がする。風の影響も大きかった。残念。今日の準決勝は東海大仰星青森山田の対戦。これは面白いゲームが見られそうだ。3連休は女子サッカーも含め、高校サッカー三昧で行こう。