とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第19節 リバプール対マンチェスター・シティ

 年末年始のプレミアリーグは過密日程。既に第20節が終わり、チェルシーがテッテナムに敗れる一戦もあったが、中継もないので、まずは第19節の上位対決、リバプールマンチェスター・シティのゲームを観戦した。リバプールはヘンダーソンをアンカーに、ワイナルドゥムとエムレ・ジャンが並び、FWにはフィルミーノとララーナ、マネが入る4-3-3の布陣。対するマンCはアグエロが出場停止から戻ってワントップに座り、トップ下に右SHスターリング、左SHシルバ、OHデブライネの3人が並ぶ。

 序盤、マンCが積極的に攻めていく。しかしリバプールもしっかりと前線からプレスをかけてマンCの攻撃を受け止めて崩れない。そして8分、CFフィルミーノが下がって左サイドに大きく展開すると、左FWララーナが走り込んで、クロスに右IHワイナルドゥムが豪快なヘディングシュート。リバプールが幸先よく先制点を挙げた。

 その後もリバプールのプレスが早く、マンCは攻めあぐねる。なかなかシュートも打てない。26分にはCFフィルミーノが下がってボールを捌き、左FWララーナのパスから右IHワイナルドゥムがミドルシュート。フィルミーノの広範囲に動くポストプレーリバプールの攻撃をリードする。28分には左SBミルナーアーリークロスにCFフィルミーノが抜け出すが、トラップが大きくGKブラボにセーブされた。30分、左IHエムレ・ジャンがミドルシュート。前半はリバプールの運動量が勝り、リバプール・ペースで折り返した。

 後半に入ってもリバプールが積極的に攻撃を仕掛ける。1分、左FWララーナの縦パスに走り込んだCFフィルミーノがクロス。右SBクラインが上がってシュートを放つが、DFが寄せて枠は外した。マンCも次第にパスが繋がるようになってくる。9分、左SHシルバの縦パスからCFアグエロミドルシュートを放つが、GKミニョレの正面。10分には左SHダビド・シルバがドリブルから切り替えしてミドルシュートを放つ。さらに14分、OHデブライネのCKから左SBコラロフボレーシュート。16分、右SHスターリングが左SHシルバとのワンツーで抜け出し、クロスにOHデブライネがシュート。しかしDFがブロックする。

 攻めるマンC。しかしリバプールの守備もしっかりしている。19分にはCHヘンダーソンに代えてCFオリギを投入。エムレ・ジャンがアンカーに下がり、左IHララーナ、左FWフィルミーノと順次ポジションを下げる。その後も中盤で拮抗した戦いが続く。しかしさすがに攻め疲れたか、35分以降はリバプールが盛り返し、攻め込む展開。マンCは41分、右SHナバス、44分にはイヘアナチョを投入するも、リバプールの集中した守備は破れない。結局このまま1-0。リバプールが逃げ切り、3位マンCを突き放してゲームを終えた。

 シュートは少なかったが、なかなか見応えのあるゲームだった。やはりプレミアリーグのゲーム強度は高い。速いパス、豊富な運動量、素早いプレッシング。第20節ではチェルシーも久し振りに破れ、いよいよプレミアリーグも混沌とした状況になっていくのだろうか。いよいよリーグは後半に入っていく。