とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ第12節 マンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッド

 ミッドウィークのCLでユベントス相手に劇的な逆転勝利を挙げたマンU。その勢いをマンチェスター・ダービーに持ち込むことができるか。だがマンCもCLではシャフタール・ドネツク相手に6-0と大勝。プレミアリーグ第8節でリバプールと引き分けて以降、公式戦は6連勝。リーグ戦は相変わらず無敗で首位に立つ。しかもほぼベストメンバー。FWはアグエロをワントップに右WGマフレズ、左WGスターリングが先発した。一方、マンUはポグバがケガで欠場。代わりにフェライニが先発。またルカクをベンチに置いて、ラッシュフォードがトップに入り、右FWリンガード。中盤はフェライニを前目に置いて、マティッチとエレーラが左右に並ぶ。

 開始2分、CHフェルナンジーニョの縦パスから右IHベルナルド・シウバがミドルシュート。4分にはCHフェルナンジーニョのスルーパスに左IHダビド・シルバが抜け出し、クロスに走り込んだのは白髪に染めたアグエロ。一瞬、誰かと思った。こぼれ球を右WGマフレズが落としてCHフェルナンジーニョがシュート。序盤からマンCが圧倒的にボールを保持して攻めていく。9分には右WGマフレズのCKにCFアグエロがヘディングシュート。ポストを叩く。そして12分、左WGスターリングのクロスを右IHベルナルド・シウバが落とし、左IHダビド・シルバがトラップで切り返してシュート。マンCが先制点を挙げた。

 15分経過時点でのマンCのボール保持率はなんと85%。マンCが一方的に攻めまくる。マンUのシュートはようやく26分、右WGリンガードのクロスにCBスモーリングがヘディングシュート。だが枠は捉えられない。34分には左WGスターリングがCFアグエロとのワンツーからミドルシュート。44分、右WGエレーラからボールを奪うと、右IHベルナルド・シウバがドリブル。スルーパスにCFアグエロが走り込んでシュート。しかしサイドネットを揺らした。前半は1-0。マンCのリードで折り返した。

 後半もまずはマンCが攻め込む。そして3分、GKデヘアのフィードを右WGリンガードが受けたところにプレスをかけてボールを奪うと、CFアグエロがドリブル。右WGマフレズとのワンツーからアグエロがシュート。GKデヘアの肩口を抜いた。マンCが追加点を挙げた。何とか反撃したいマンUは12分、リンガードに代えてCFルカクを投入。ラッシュフォードを右WGに回す。すると直後の13分、左WGマルシャルからの縦パスにCFルカクが走り込むと、飛び出したGKエデルソンがルカクの足を払ってしまった。PK。これをマルシャルが決めて、マンUが1点を返した。

 マンCは17分、マフレズに代えて左WGサネを投入。スターリングを右WGに回す。するとその直後、左WGサネがドリブルで中へ走り、落としをCHフェルナンジーニョがシュート。GKデヘアがナイスセーブで弾き出す。マンUは28分、CHエレーラと右WGラッシュフォードに代えてOHマタと右WGサンチェスを投入。フェライニをCHに下げて4-2-3-1の布陣にする。だが、直後の29分には右WGスターリングがカウンターで走る。横パスを左WGサネがシュート。枠を外した。

 30分にはCFアグエロを下げて右WGギュンドアンを投入。スターリングをCFに上げる。すると36分、左SBメンディの縦パスをCFスターリングが落として、右WGギュンドアンミドルシュート。そして41分、CFスターリングの戻しから右IHベルナルド・シウバがクロス。右WGギュンドアンが抜け出してシュート。ダメ押しの3点目を挙げた。その後はマンCがパスをつないでマンUにほとんどボールを触れさせない。そのままボールを保持してゲームを終えた。3-1。マンCの完勝だった。

 やはりマンCは強い。マンUも最近は結果を残していたことからもう少し競り合う展開になるかと思ったが、まったく最初から最後までマンCペースでマンUにサッカーをさせなかった。あまりにレベルが違いすぎる。モウリーニョ監督も納得せざるを得ない完敗。この勢いは当面止められそうもない。来月第16節のチェルシーなら互角の戦いができるだろうか。それまでまたしばらく無敗の旅が続くのだろう。