とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

「アナログ放送の最後を看取る会」解散消滅の危機

 地デジ移行がいよいよあと1年半に迫ってきた。年末年始に地デジTVを買ったという人が私の回りにも数人現れた。ブログを始めたばかりの頃、「アナログ放送の最後を看取る会」というエントリーをアップしたことがあったが、その後、新規会員や賛同者が現れることもなく、一人会長のまま今に至っている。
 そうこうして月日が経つうちに、わが家のアナログTVが悲鳴を上げだした。リモコンが効かない。チャンネル変更はなんとかなるが、オン・オフができなくなり、TVまで行って主電源を操作しないといけなくなった。もちろん電池交換をしても効果がない。
 そもそも地デジTVにするとDVDレコーダーは使うことができるのか、もう1台あるアナログTVはどうなるのか、アンテナ工事はいくらかかるのか、わからないことがたくさんある。先々週、近所の家電量販店からDMが届いたのを機に、日頃の疑問を聞きに行った。
 そこでわかったのは次のとおり。

  • 地デジTVからDVDレコーダーへの転送録画はできない。よって既存のDVDレコーダーは再生機に化してしまう。
  • HD内蔵TVのHDに録画した映像の出力はできない。また外付けHDが接続できるTVであっても、内蔵HDから外付けHDへの転送はできない。外付けHDに録画した映像をパソコン等で読み出すこともできない。
  • ブルーレイやDVDレコーダーへの録画転送は10回まで(これは有名ですね)。
  • 地デジアンテナを新たに立て、従来のアナログアンテナ、BSアンテナと併用するためには、混合器が必要。また場合によっては増幅器も必要となる。

 結局、DVD等へ録画するためには、レコーダー内蔵のTVとするか、レコーダーを同時に購入する必要がある。また、「あと1年半なので、アナログアンテナを残すよりも、いっそ全部地デジに替えた方がいいですよ。ちなみに地デジチューナーは約7千円」と言われ、結局、工事見積を頼むことになってしまった。「アナログ放送の最後を看取る会」解散消滅の危機
 ところが後日、工事業者から出た見積は、全部地デジに交換すると、地デジチューナーも込みで85,000円。アナログアンテナとBSアンテナを残した場合には、増幅器(約3万5千円)を増設する必要があるかもしれないが、取り敢えず2万6千円で済むという。
 1年半後に必ずアナログ放送が中止になるか疑問なこと、その間にアナログTVが故障して地デジチューナーが不要になる恐れもあること、そして何より「アナログ放送の最後を看取る会」を解散させないためにもアナログアンテナは残すことに決定。結局先週末、契約書にサインしてしまった。
 ところがレコーダーの在庫がなく、工事はオリンピック開幕後となり、また支払いも夏のボーナス払いとしたため、生活には何の変化なく買った気がしない。本当に地デジは来るのだろうか。アナログ放送は見続けることができるのだろうか。
 それにしてもこんなに費用がかかると思ってもみなかった。これでは貧困世帯の地デジ化はチューナー補助だけでは無理なのではないか。本当に予定どおり地デジ化できるのか、懐疑的になる。
 最後にエコポイント制度について。申請用紙をもらい、説明を受けて帰ってきた。用紙に保証書のコピーと領収書の原本、さらにリサイクル処理受領書を添付して郵送で申請してくださいとのこと。エコポイントで商品券をもらい、それを使って最近不調な洗濯機を購入しようかと思っていたが、まだだいぶ先になりそう。それまで何とか騙し騙し使い続けねば。洗濯機よ、ガンバレ。