とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

アーセナル チェルシーに完敗で首位戦線脱落

 マンUとの一戦を見て、チェルシーにはなおのこと歯が立たないのではと思った人も多かったはず。予想どおりの完敗でチェルシーから勝点差9。首位戦線から脱落だ。
 危機感からか、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けるアーセナル。しかしなかなか決定機までいかない。と8分、それまでしっかりと守備を固めていたチェルシーアーセナル・ゴール前に迫ると、マルーダのCKからテリーがヘッドでアシスト、ドログバが飛び込みゴール。ワンチャンスであっさり先制点を挙げた。
 アーセナルはナスリが好調でよくボールに絡むが、一方のウォルコットがほとんどボールに触れず、A.コールの守備に追われる状況。ディアビもプレスが早く攻撃に絡めない。
 それでも17分、中盤右サイドの深い位置からセスクが長いスルーパスを前線に放つとアルシャビンにピタリと合ってシュート。しかしこの絶好機をチェフの好セーブで防がれたことが大きかった。
 とチェルシーが守りからカウンター。23分、中央でボールを拾ったランパードからドログバに流すと、長駆ドリブルの末、深い切り返しでクリシーフェルメーレンをかわし、追加点をネットに突き刺した。
 32分にもランパードのスルーパスからA.コールが抜け出すなど、カウンター主体のチェルシーランパードバラック、ミケルらによる中盤の厚い守りから、A.コールが積極的に攻撃に絡み、アーセナルに脅威を与える。一方のアーセナルはボールキープはできるものの回させられている感じで決定的なチャンスがなかなかつかめない。
 後半に入っても同じペース。15分にはドログバのクロスをマルーダが返して、ランパードがヒールで狙う。その直後にはナスリがディアビのワンツーから抜け出し、GKと一対一になるがシュートを打てず。
 この日、あまり力になれなかったウォルコットに代わり、19分、ベントナーを投入すると、ようやくアーセナルの前線が動き出す。24分、ベントナーの粘りから得たFKをセスクがグラウンダーのシュート。しかしチェフが好セーブ。
 28分にはロシツキー、エブエを入れて、さらに活性化を図る。35分にはアルシャビンのパスをセスクが落としベントナーにつなぐが、チェルシーの固い守備の前にどうしてもゴールにならない。
 37分にはドログバの強烈なFKがバーを叩き威嚇すると、最後はジルコフやカルー、J.コールを投入してしっかり最後を締めた。45分のナスリのクロスに合わせたセスクのヘッドも惜しかったが、チェルシーの脅威にはならなかった。
 ベンゲル監督もプレミア300勝に王手をかけてから3戦連続で勝利を挙げられず。ベントナーの投入に少し光が見えた感じがしたが、ちびっこコンビばかりではやはり苦しい。
 一方のチェルシーはこれで首位キープ。マンUはここからが強い。ハル戦のような取りこぼしを避け、優勝に向けてさあガンバレ!