昨日のパブリック・ビューイング疲れで日中眠くて眠くて。
オーストラリアvsガーナ戦とデンマークvsカメルーン戦のどちらを観ようかと思ったけれど、昨日の車中のラジオでオーストラリア戦の前半を聞いたので、後半は一人減ったオーストラリアが守りぬくゲームを延々と観るのもおもしろくなさそうと、敵情視察を兼ねてデンマーク戦を観戦。ところが、カメルーンが日本との対戦時とは全く別のチームになっており、必死に攻め続ける姿に心が打たれて・・・。
それでもどれだけ攻めても、少ないチャンスを確実に決めた方が勝つのがサッカー。それは日本vsオランダ戦にも通じるが、デンマークの怖さを実感。大丈夫か?日本。
キックオフ前、長い時間、円陣を続けるカメルーン。このゲームにかける気持ちが伝わってくる。デンマークがまだ戦いモードに入る前の1分、ウェボのクロスから右SBのアスエコトが上がってシュート打てば、5分にはエマナのドリブルからエトーがシュート。
デンマークもようやくお目覚め、7分、C.ポールセンのスルーパスにロメダールが抜け出しシュートを打つが、カメルーンは10分、GKからのボールをケアーが横につなごうとしたボールをエノーがパスカット。エトーに渡してあっさり先制点を奪った。
その後も13分、アスエコトのクロスがクリアされたところをエマナがミドルシュート。デンマークも17分、ベントナーからトマソンのスルーパスにロメダールが抜け出してクロスを上げると、グロンケアがシュート。カメルーンは20分、アスエコトからエトーのポストプレーをエマナが落としエノーがシュート。29分にもエマナがループで狙う。
ゴール前まで持ち込むが、なかなか追加点が取れない中、33分、デンマークがCBケアーから右サイドに張ったロメダールに長いサイドチェンジのパスを通すと、クロスにベントナーが走り込み、一瞬で同点に追いついた。怖い怖いデンマークのカウンター。
カメルーンもジェレミーを右サイドのライン際に張り、サイド攻撃からチャンスを掴もうとするが、デンマークの42分、ロメダールがベントナーのポストプレーから右サイドに走り込みクロスをトマソンがシュート、跳ね返りをヨルゲンセンがミドルシュート。その直後カメルーンも、アッガーからボールを奪ったエマナがエトーにパス。シュートはポストに当たる。43分にもエマナがドリブルからシュートするがGKがセーブ。攻め続けるがどうしてもゴールが決まらない。
後半に入って中盤にエノーに代えてマクンを投入。さらに攻撃的に出る。1分、CKにムビアがヘディングで飛び込めば、3分にはエトーからジェレミーがクロスを上げアスエコトに。16分、エトーのポストプレーからアスエコトのクロスはウェボがシュートするもGKがセーブ。
と16分、ベントナーが右につないだボールをロメダールが抜け出し、切り返してシュートすると、なんと簡単にデンマークが勝ち越しゴール。ああ!
その後も18分ムビアのクロスにウェボのヘッド。21分、エマナのスルーパスをエトーが落としマクンがシュートするも枠外。カメルーンが一方的にパスを回し攻め立てるが、最後の決定機が訪れず、シュートは打てどゴールに入らない。まるで絶不調のアーセナルのよう。ソングがいくら奮闘しても、ベントナーもファンペルシーもいない。エトーはまるでアルシャビンのようにチャンスメイクをするが、決定力を持ったシューターがいない。
逆にデンマークは時折怖いカウンターを炸裂。26分にはC.ポールセンのスルーパスにロメダールがポストに入ってトマソンがシュート。ベテラン、トマソンが効いている。相変わらずハンサムだし。
それでもカメルーンは反撃を続ける。32分、ウェボのポストからエマナがシュート。35分、途中交代のイドリスがCKをヘディングシュート。37分、同じく途中交代のアブバカルが強烈ミドルシュート。
結局最後まで得点が入らず、カメルーンは連敗。今大会最初の1次リーグ敗退が決定した。日本に対するサポートか、CBケアーに2枚目のイエローを献上し、日本戦出場停止としてくれた。
それにしてもデンマーク。カメルーンのバックラインが不揃いだったとはいえ、ロメダールのスピードと一発で決めるカウンターは脅威。カメルーン戦、オランダ戦と続けた質の高いプレスを集中力切らさず続ける以外に方策はない。日本の決定力はカメルーン以上に乏しいだろうから、攻撃に多くは期待しないが、それでもどこかで何とか1点もぎ取って、逃げ切る展開になれば、デンマークもカウンター以外の攻撃力は乏しいだけに何とか引き分け以上に持ち込めるかもしれない。かなり厳しい戦いになることは間違いないが可能性はある。それも50%以上。やるしかない。がんばれ日本。