とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

トッテナム快勝 アデバヨールと復調クラニチャルが絶好調

 3位トッテナム対5位ニューカッスルの対戦。トッテナムは前節レドナップ監督不在の下でリバプール相手にスコアレスドローカペッロの突然の辞任でレドナップ監督の代表監督就任が噂される中、引き留めを乞い、レドナップ監督を讃えるチャントが歌われる。
 ホワイトハートレーンの熱狂的なサポーターの中、開始早々、トッテナムが先制する。4分、アデバヨールがベイルとのワンツーで抜け出し、クロスにファーサイドでフリーのアスエコトがシュート。あっさり先制すると、6分にはアデバヨールが右サイドを抜け出し、早めのクロスにサハがDFの前で合わせる。2点目。
 サハを冬の移籍で迎え、アデバヨールとの2トップで臨んだ布陣がピタリと当たった。10分には右サイドに出たベイルのクロスにアデバヨールがヒールでシュート。これはGKクルル正面。16分には左サイドをベイルが抜け出し、ドリブルからクロス、DFのクリアにクラニチャルミドルシュート。ベイルが左サイドだけでなく、積極的に中に右に進出。クラニチャルも簡単に捌いては、チャンスに顔を出す。
 そして20分、モドリッチが左にはたいてアスエコトのスルーパスに走り込むと、クロスをアデバヨールポストプレー、最後はサハが決めた。3-0。
 21分には右SBシンプソンのパスをカットしたベイルがドリブルで前進、クロスをサハが落とし、アデバヨールがシュート。ニューカッスルはようやく24分、グティエレスのクロスからバの前進をパーカーが倒してFKを得る。バがいいシュートを放つがGKフリーデルがナイスセーブ。
 34分にはクラニチャルからサハのスルーパスにベイルが通り過ぎてDFを引きつけると、アデバヨールがシュート。一旦はGKクルルがセーブするが、はね返りを再度アデバヨールが触って落とし、クラニチャルが走り込んでシュート。ついに4点目。
 その後も40分にはベイルからアデバヨールポストプレークラニチャルがつないでサハがシュート。ロスタイムにはクラニチャルのスルーパスモドリッチが走り込み、CBコロッチーニのクリアをベイルが拾って、再度モドリッチからクロスをクラニチャルがシュート。
 前半だけで4-0。アデバヨールがよく動いてボールを収め、ベイルが自由に動いて突破。こんなにチャンスにからむクラニチャルを見るのは久しぶり。パーカーもしっかり動いて危険の芽を摘むと、モドリッチは守備的にバランスを取る。ここまで自由にやれたらファンは楽しくてしょうがない。聖者の行進の大合唱。
 後半はさすがにトッテナムも落ち着いてゲームをコントロール。それでも20分、アスエコトのクロスをサハが落とすと、アデバヨールがシュートを決めて5-0。23分にはレノン、デフォーを投入した。
 ニューカッスルは32分、左SBサントンのクロスをバがヘディングシュート。だがGKフリーデルがナイスセーブ。はね返りのゴスリンのシュートは枠を外す。トッテナムは34分、アスエコトのフィードからデフォーが抜け出し、クロスをアデバヨールが落としてクラニチャルがつなぐともう一度アデバヨールがシュート。41分にはパーカーのスルーパスにデフォーが抜け出し、クロスにアデバヨールがシュート。
 最後まで攻め続けて5-0でゲームセット。トッテナムが快勝で勝ち点を積み重ねた。ニューカッスルは、期待されたシセとバの距離が開き過ぎたとも思うが、トッテナムの勢いの前にどうしようもないという感じ。次節、キャベイユらが戻ってくればまた変わるだろう。トッテナム・サポーターには堪えられない楽しい一戦となった。