とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグはやはり面白い もっとも気温20度だけど

 Jリーグを見てすぐにプレミアリーグを見ると、これぞサッカーと思う。選手が動き、パスがつながり、躍動感がある。もっとも気温20度。これなら動けるわけだ。ましてや見たのはアーセナル。相手は3節まで負けなしのボルトン。エルマンデル、デービスの高いツートップにイ・ヨンチョルがかき回す。
 片やアーセナルは、代表選でウォルコットファンペルシーをケガで失い、フェルメーレンも出場できない。トップにシャマック、アルシャビンロシツキーがゲームを動かし、セスクが作る。心配はDF。クリシーサーニャを休ませ、エブエ、ギブスの両SBで臨む。
 5分、ロシツキーのスルーパスアルシャビンが走り込みシュート。さらにCKにスキラチのヘディングシュート。11分にはロシツキーアルシャビンとのパス交換から抜け出しシュート。
 しかし12分、ボルトンもFKからナイトが落とし、デービスがシュート。この時間帯、イ・ヨンチョルとCFの高さに、アルムニアとCBとの連携不足が見られ、アーセナルDFがもたもた。シャマックも連携がイマイチで、前からプレスをかけるボルトンに押され気味。それでも昨日のJリーグに比べれば、動きがあってチャンスも多く面白い。やはりサッカーはこうでなくっちゃ。
 と24分、CKからのこぼれをウィルシャーが中に放り込むと、セスクが落とし、コシエルニが押し込む。アーセナル先制点。
 ここからアーセナルの動きがよくなった。シャマックもサイドによく流れ、セスクのパスを呼び込み、アルシャビンの飛び出すスペースと作る。ようやく連携が取れてきた。27分、アルシャビンからセスクが飛び出しドリブル、シュート。30分、シャマックのクロスにロシツキーがシュート。32分、ソングからシャマックを経てセスクのスルーパスアルシャビンが抜け出しシュート。
 ボルトンもようやく36分、ペトロフのCKからゴール前の混戦にエルマンデルがシュートを打つが、GKに弾かれる。42分、再びセスクのスルーパスアルシャビン、シュート。43分、ソングからアルシャビンのパスにシャマックが抜け出すが、DFがセーブ。すると44分、GKからのフィードをデービスがヘッドで流すと、DFコシエルニのクリアのヘッドをイ・チョンヨルが拾ってクロス。これにエルマンデルがヘディングで押し込み、ボルトンが同点に追いついた。
 後半に入っても序盤、ボルトンが高さ、強さで押し込み、アーセナルが守りに回る。12分、ペトロフからエルマンデルがヒールで流し、イ・ヨンチョルのクロスにホルデンが飛び込むが、シュートは打てず。と直後にはセスクのスルーパスにシャマックがシュート。これはGKボグダンが好セーブ。しかし13分、CKのこぼれ球からアルシャビンがサイドに流し、セスクのクロスがドンピシャ、シャマックに合ってアーセナルが勝ち越し点を挙げる。
 19分にはシャマックに対する厳しいタックルをかましたCBのケーヒルが一発退場のレッドカードをもらって万事休す。33分、ソングからシャマック、アルシャビンがポストに入り、ソングが抜け出してDF、GKをかわしてシュート。ゴール。さらに38分には代わったばかりのベラにセスクのきれいなスルーパスが通り、4点目。最後は足が止まったボルトンDF陣を翻弄して4-1でアーセナルが快勝した。
 カードマニア、厳格な判定好きなレフリーに少しゲームが壊された感もあるが、やはりサッカーは走ってパスが通りシュートが決まると面白い。9月の猛暑は予定外だろうが、Jリーグプレミアリーグの差は深刻だ。楽しく動きのあるゲームを日本でも見てみたいものだ。