とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ナスリ、キレキレ! アーセナル首位に立つ

 首位と言ってもマンUが寒波の影響でゲームがなかったための暫定首位なので、浮かれることも喜ぶこともないのだが、では首位にふさわしいゲームをしたかと言えば・・・。某ブログでは「全然ダメ」と酷評されていたので、観るの止めようかと思ったが、妻が韓ドラに夢中で相手をしてくれないので、暇を持て余して見始めた。
 そういえば最近のテレビはつまらない。昔はそういう時はニュースを見たが、最近はニュースもつまらない、というか、変に洗脳されそうで見たくない。本を読んでもいいが、神経が疲れた時はサッカー観戦。
 アーセナルはセスクがまだ戻ってこないが、あとはそこそこベストメンバー。ウォルコットファンペルシー、ベントナーをベンチに置いて、ロシツキーが先発するというのは、とりあえず連携重視ということか。ウィルシャーをトップ下に置いてデニウソンボランチ起用したらと思うが、フラム相手ならそこまで守りを固めなくてももいいという判断かもしれない。
 ゲームは立ち上がりからアーセナル・ペース。6分、ウィルシャーのFKのクリアをアルシャビンがシュート。GKシュウォーツァー、好セーブ。9分、クリシーからアルシャビン、シャマックとつないでロシツキー。13分、アルシャビンのドリブルからスルーパスにナスリが走り込みシュート。
 そして14分、フラムのCBヒューズのパスをカットしたアルシャビンがそのままドリブルで上がってスルーパス。シャマックがクロスしてDFを惹きつけた裏にナスリが走り込み、フェイント2発。シュート。先制点を挙げた。
 その後も26分にはソングとのワンツーでナスリがサイドを駆け上がりクロスを入れるかと思えば、27分にはナスリを起点にロシツキーのクロスにソングがシュート。アーセナルが押しまくる。
 さんざん左サイドを破られたフラムは29分。弱冠19歳の左SBブリッグスに代えてベアードを投入。するとこれまでDFラインまで下がって守備に追われていたデンプシーがようやく攻撃参加。30分、執拗にDFラインの裏への飛び出しを狙っていたカマラに向けたパスをカバーしようとしたコシエルニとスキラチが衝突。その間隙を縫ってデンプシーが放ったスルーパスにカマラが反応しシュート。同点に追い付いた。
 その後、45分にはソングのクロスにシャマックが放ったドンピシャ・ヘッドをシュウォーツァーがナイスセーブを見せるなど、攻勢をかけるアーセナルに対してフラムも守備を固めて抵抗。そのまま前半は終わった。
 後半に入ってもアーセナル・ペースは変わらない。8分、ソングのポストプレーロシツキーがシュート。12分にはアルシャビンがドリブルでフラムDFを切り裂き、抜け出してシュート。しかしシュウォーツァーが左足を伸ばしてファインセーブ。22分にもウィルシャーのスルーパスを受けたソングが粘ってシュート。しかしなかなかゴールにならない。次第にフラムが攻撃するシーンも増えてくる。
 と30分。ナスリが魅せる。アルシャビンにボールを預けて走り込むと、ファンペルシーからパスを受け、DF、GKとかわして角度のないところから勝ち越しゴールを入れる。
 その後は43分に、マーフィーからエフツの落としたボールをゲラがシュートするが、ファビアンスキーがファインセーブ。結局、このまま守りきってアーセナルが勝利を飾り、暫定首位に駆け上がった。
 18分と29分にはファンペルシーとウォルコットを投入。ファンペルシーはシャマックとの2トップを試した。即、結果にはつながらなかったが、今後も試してみたい形だ。またウォルコットを前に置いてナスリがボランチに入り、その位置から上がっての勝越し点。セスクがいない時にはあり得る形だ(ただし弱小チーム限定)。
 ナスリ様々の勝利と言えるが、チームとしても形になってきたのではないか。次節マンU。一つ置いてチェルシーといよいよ正念場を迎える。次節辺りセスクも復帰できるようだ。いいゲームを期待したい。