とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ビラパークのビラ対チェルシーは面白い

 久しぶりのプレミアリーグ。首位をひた走るチェルシーは8位のアストンビラとの対戦。この試合、ランパードに加え、ドログバとアレックスもケガで出場できず、初めてカクタを先発起用。しかしこれが機能しない。
 立ち上がり3分、ダウニングが右サイドを駆け上がり、中央でフリーのアイルランドにパス。GKをかわして放ったシュートは惜しくも枠を外れて転がっていく。
 続いて5分。今度は左サイドからカリューがグラウンダーのシュート。しかし今度はチェフがわずかに触れてゴールを外れる。このどちらかが入っていればこの後が違ったかも。
 しかしこの日のアストンビラは積極的に前から仕掛けていく。7分、ヤングのスルーパスにカリューが抜け出る。20分、同じくヤングからアイルランドのポストにペトロフミドルシュート。その直後のCKにカリューがヘディングシュート。しかしGK正面。
 30分近くまで、アストンビラがゲームを支配し、ボールポゼッションも高い。
 ようやく34分、フェレイラのクロスから逆サイド、A.コールのクロス、こぼれたところをエッシェンミドルシュート。少しチェルシーが押し返すが、決定機にまでは至らない。39分、ヤングのクロスがDFに当たりペトロフがクロス。アイルランドが強烈なシュートを見舞うがイバノビッチがブロック。前半はアストンビラ攻勢だが、スコアレスのまま終了する。
 後半に入り、カクタをジルコフに交代。するとトップの3人の動きがスムーズに回り出し、チェルシーが圧倒し出す。
 3分、マルーダが右から中に切れ込んでミドルシュートを放つと、9分にはミケルのロングフィードアネルカが飛び出しシュート。14分にはラミレスが駆け上がりジルコフがクロスを送るが、DFがブロック。GKがセーブ。アネルカに届かず。18分にはマルーダからアネルカポストプレーエッシェンがシュート。23分、マルーダアイルランドを振り切って抜け出し、アネルカにつないでドリブルからシュート。
 チェルシーが前半と一転、圧倒的に攻め込むが、アストンビラも身体を張った守備でゴールを許さない。29分、カリューに代えてデルフォンソ投入。するとチェルシーも31分、マクイークランとボシングワを投入。ボシングワは実に1年ぶりの出場。しかしここからさらにチェルシーが攻め立てる。
 32分、マルーダのCKにイバノビッチがドンピシャのヘッド。しかしポストに撥ね返される。35分、アストンビラもヤングのFKにクラークが頭で触るが、こちらもポスト直撃。44分にはA.コールのクロスにアネルカがダイビングヘッドで飛び込むが、叩きつけたシュートはバーに当たる。ロスタイムの3分には、レオ・コーカーがマクイークランからボールを奪い取り独走。GKを越えるループシュートを放つが、枠を外れた。
 前半アストンビラ、後半チェルシーと攻め合うが、最後はお互いバーやポストに当てて得点に縁のないゲーム。だが両チームとも集中力高く攻め合い、守り合い、見て楽しいプレミアらしいゲームだった。