3月20日に行われたプレミアリーグ第30節、3位・4位対決のマンC対チェルシー。チェルシーはドログバ、アネルカを温存してトーレス、カルーが先発。対するマンCもテベスがケガでジェコのワントップ。
立ち上がりはマンCが押し込んでいく。6分、デヨングの縦パスにミルナーがポストとなってスルーパスにヤヤ・トゥーレがシュート。GKチェフ、ナイスセーブ。だが、チェルシーも押し返す。12分、デヨングからボールを奪ったマルーダがカルーにパス。ドリブルで前進し最後はラミレス。ここはシュートを打たせてもらえなかったが、次第にチェルシー・ペースとなってくる。
22分、F.トーレスがDFと競り合いながらドリブル、強さを見せると、23分、カルーからラミレスのスルーパスにランパード。ここはオフサイド。さらに34分、ランパードからカルーがドリブルからスルーパス。トーレスが走り込むが、デヨングが何とかクリア。36分にはエッシェンの縦パスにF.トーレスがヒールで流し、ラミレスが走り込みクロス。ランパードがシュートするが、コンパニーがブロック。42分にもマルーダのクロスをカルーが受けて反転シュート。15分以降、チェルシーが攻め立てるが、マンCの守備も固くスコアレスのまま前半を終えた。
後半も前半と同様にチェルシー・ペース。6分、トーレスのドリブルからマルーダ、カルーのクロスにマルーダがシュート。GK正面。10分にはデヨングをランパードとトーレスで囲み、トーレスがボールを奪い取ってドリブル。最後はランパードが走り込むがDFがクリア。
マンCも11分、ダビド・シルバがボールカットからドリブル、スルーパスにY.トゥーレが走り込むが届かない。マンCは守備を固めてカウンターの構えだが、前線はテベスではなくジェコ。強いがスピードには欠けて、思いどおりにゲームを作れない。
ボールをキープするもののどうしてもゴールが奪えないチェルシーは25分、マルーダ、トーレスに代えてドログバ、アネルカを投入。
30分はマンC。コラロフのドリブルからY.トゥーレ、D.シルバ、ミルナーとつないで、D.シルバーのスルーパスにコラロフが走り込むがダメ。
チェルシーは33分、FKで上がったCBのダビド・ルイスが左サイドでまるでFWのようなステップでクロスを狙い、ファールを受ける。ドログバが蹴ったFKにD.ルイスが合わせてヘディングシュート。どうしても取れなかった得点をCBのD.ルイスが挙げた。
37分にもドログバの惜しいFKがあったが、その後は両者一進一退のがっぷり四つ。マンCはバロテッリやアダム・ジョンソンを入れて打開を図るが、守備を固めたチェルシーを揺るがすことができず、このままゲームを終えた。
これでチェルシーが3位浮上。リーグの中盤からの絶不調をようやく抜け出してきた。だが、まだ絶好調には遠い。何とかこのままCL出場圏内確保が目標か。マンCはテベスの欠場が痛かった。攻撃的な選手はいるのに得点力がテベスに偏っている。得点の気配のないゲーム終盤はいつしか眠ってしまい気がつくと次の番組が始まっていた。