とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

セレッソの踏ん張りで、優勝争いは最終節へ。

 前節の勢いを見ると、レイソルが圧勝するのではないかと思ったが、セレッソがよく踏ん張り抵抗。ドローでJリーグ優勝争いは最終節に持ち越した。
 FWに播戸を入れたセレッソは前半序盤からいい動きを見せる。11分、酒本のクロスに播戸がニアに走り込みシュート。GK菅野がセーブ。13分、CF杉本がドリブルからミドルシュート
 レイソルは慎重な立ち上がり。15分、レアンドロのシュートのこぼれ球を右SB増嶋がミドルシュート。基本カウンターサッカーだが、右SBに入った増嶋から再三クロスを放り込み、次第にレイソル・ペースとなる。だが、セレッソも集中した守りで、お互いなかなかシュートチャンスまで行けない。いや行っていないと思う。前半はビデオを見ながら何度も眠りかけた。37分、セレッソ左SB尾亦のCKのこぼれを清武がミドルシュート。後半に向けて両チームじっと貯め込んだまま前半を終えた。
 ちなみにボクはここで睡魔に負けて、続きは翌日。
 ゲームは後半早々動く。3分尾亦のクロスを清武がヘッドで送ると、上村が詰めてゴール。何とセレッソが先制した。ちなみにレイソルは後半初めから北嶋に代えて田中。セレッソも播戸に代えてファビオ・ロペスを入れてくる。
 セレッソの先制で両チーム、前半とは打って変わって動きが活発になる。特にレイソルが攻め込んでいくが、セレッソも集中した守り。8分にはカウンターから清武のドリブル、最後は杉本がシュート。GK菅野の正面。11分、キム・ボギュンのクロスに清武がヘディングシュート。
 レイソルは9分、右SBに水野を入れると、勢いはますます増すばかり。13分、ワグネルのCKに近藤がヘディングシュート。16分、左SB橋本が切れ込んでミドルシュート。19分、ワグネルのCKを田中が落とし、水野がミドルシュート。GKキム・ジンヒョンがナイスセーブ。20分、今度はレアンドロのCKをDFがクリアしたところを田中がミドルシュート。ポストにはね返される。そして直後のスローインから増嶋がつなぎ、田中が落として、レアンドロがシュート。ついにレイソルが同点に追い付いた。
 この間のレイソルの気迫と執念は見事。その後もレイソルは栗澤に代えて茨田を投入。勝点3を目指して攻撃の手を休めない。だが、セレッソも気力の守り。31分、レアンドロのCKにワグネルがニアに飛び込むが、流れる。32分、ワグネルのクロスを田中が落とし、レアンドロがシュート。だが力みがあったか、ふかしてしまう。
 セレッソは30分、足を攣った左SB尾亦に代えて藤本を投入。これで再三破られていたレイソルの右サイドを抑えると、ゲームは膠着状態。ロスタイムにセットプレーからファビオ、橋本のヘディングシュートの応酬があったものの、このままゲームセット。レイソルが気迫で引分けに持ち込み、優勝のかかった最終節、好位置をキープした。もちろんセレッソの踏ん張りも讃えたい。
 夕方のゲームでレッズが勝利してほぼJ1残留が決定。降格争い必死の対戦は期待できなくなったが、レッズも最後くらい熱狂的サポーターの前で気迫に満ちたゲームをしてくれるだろう。気迫と執念の戦い。もちろんグランパスも苦手アウェイのアルビレックス戦だが、よもや負けるわけにはいかない。次節こそ最後の決戦。最高のゲームを見せてもらいたい。