とんま天狗は雲の上

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アーセナル、ブラックバーン相手に大勝。これまでの鬱憤を晴らす。

 シーズン序盤はマンUに対する屈辱的な大敗もあり低迷したが、年末にかけて得点王争いを独走するファンペルシーに率いられる形で次第に調子を上げ、一時は5位にまで上がってきたアーセナルだったが、このところ3連敗。さらに前節はボルトンの堅い守備を破れずスコアレスドローで7位まで順位を落とした。これ以上は負けられない今節の相手はブラックバーン
 開始2分、このゲーム右SBに入ったコクランの縦パスにウォルコットが抜け出して、クロスにファンペルシーが合わせ、幸先よく先制すると、その後も余裕でパスを回して一方的にブラックバーンを攻めていく。
 21分、ロシツキーのスルーパスウォルコットが抜け出して、ドリブルから返しのパスをロシツキーがシュート。だがDFに当たる。23分にもロシツキーミドルシュート。直後のCKにはメルテザッカーのヘディングシュート。さらに30分、ファンペルシーが縦パスを受けて反転からシュート。
 しかし32分、ブラックバーンのCFモデステをPA手前でコシエルニが倒すと、FKをペデルセンがきれいに決めてブラックバーンが同点に追いつく。圧倒的に攻めていたのに同点に追いつかれ、嫌な雰囲気。ところがこの日のアーセナルはこれまでと違った。いや、ブラックバーンがひどすぎたと言うべきか。
 38分、ソングの長いスルーパスウォルコットが走り込み、クロスにファンペルシーがゴール。簡単に突き放すと、40分にはウォルコットから中に戻し、ファンペルシーが中央からきれいにスルーパス。左サイドからSHのオクスレードチェンバレンが走り込み、GKをかわしてシュート。あっという間に3点目を挙げた。
 43分にはブラックバーンのCBジベがファンペルシーに対する両足タックルで一発レッド。退場でアーセナルが一人多くなる。ロスタイムにはCKからアルテタのクロスがフェルメーレンの前にこぼれ、シュートがポストを叩く。
 後半に入ってもますますアーセナルの一方的な展開。3分、途中交代の右SBオールのシュートがあったのがブラックバーン唯一のチャンス。それもGK正面。後はアーセナルのゴールショーが続く。
 まず6分、ファンペルシーのCKをDFがクリアしたところをアルテタがミドルシュート。4点目。9分、ソングの縦パスからロシツキーが右に流し、ウォルコットがドリブルで中へ。誰も止められずゴール前中央に5人のDFが集まったところを左にはたいて、オクスレードチェンバレンがワントラップからシュート。5点目を挙げる。
 まだまだ止まらない。14分、オクスレードチェンバレンのドリブルからクロスにアルテタのシュートは枠を外したが、17分、オクスレードチェンバレンのサイドチェンジから右SBコクランのクロスにファンペルシーが飛び込み、6点目。ファンペルシー自身はこのゲーム3点目のハットトリック。通算得点も22点に伸ばした。
 23分にはサーニャとアンリ。さらに27分にはベナユンも投入。一方的に攻め立て、ロスタイム2分にはベナユンがシュート。これはGK正面。しかしロスタイム3分。DFからボールを奪ったアンリがそのまま抜け出し、最後はファンペルシーとのパス交換の末、このゲーム7点目を叩き込んだ。
 何と7-1。このうちの1点でも前節のボルトン戦に入れておけば、また次節以降にとっておけばと思わないでもないが、とにかく圧倒的な大勝で久々にアーセナルがトンネルから抜け出した。まだCL出場権の4位には勝ち点差があるが、この勝利が弾みになるといい。対するブラックバーンは最低。どう立て直したらいいのか。降格危機の足音が間近に迫っている。