アストンビラとのアウェイ戦。守備を固めるアストンビラに対して、マンCもELに備えてか、それともアウェイゆえか、サブメンバー中心の布陣でなかなか決定機がつくれず、結局、セットプレーからの1点だけで、1-0で勝利した。
マンCはアグエロをワントップに、ミルナー、アダム・ジョンソンを両SH。ボランチにデヨングとバリーを並べた。SBはコラロフとサバレタ。アグエロは自由に動き回るので、実質ノートップ。その割にはバリー、デヨングのCMが上がる機会が少なく、攻撃に厚みが出ない。
3分、ダビド・シルバがヘッドで前に送ったボールをアグエロが胸トラップからシュート。だがGKギブンの正面。18分、バリーが右奥に出したロングパスにA.ジョンソンが追い付いてクロス。D.シルバが中に切れ込んでシュートを放つがGKがセーブ。20分、サイドチェンジからコラロフのクロスをミルナーが落とし、バリーがミドルシュート。これもGKギブンが難なくセーブ。
最大のチャンスは27分、CKからレスコットが落としたボールをA.ジョンソンがミドルシュート。だがポストにはね返される。それ以外にももっぱら守備に専念するアストンビラに対して、両サイドをえぐりクロスを入れる場面は何度か見られたが、ファーサイドに誰もいない。ヤヤ・トゥーレがいれば大分違ったかも。このゲームではナスリもベンチに置いていた。
30分、D.シルバのスルーパスにアグエロが走り込み、DFをかわして中に切れ込みシュートを放つが、枠を捉えられず。40分にもアグエロがドリブルから同様にシュートを放つが、またも枠外。アグエロにもややキレがない。
後半2分、ミルナーのCKにコンパニーがヘディングシュート。だがDFがクリア。後半序盤はアストンビラも積極的に前に出てくるが、10分過ぎる頃にはまた運動量が落ちて、マンCが圧倒する展開に。9分、D.シルバのFKにレスコットがヘディングシュート。12分、D.シルバの縦パスをアグエロが右に流し、右SBサバレタがミドルシュート。だがGKギブンの正面。
先制点は後半18分。ミルナーのCKをファーサイドでバリーが戻し、レスコットがボレーシュート。ようやく得点を挙げた。その後も19分、アグエロのスルーパスにA.ジョンソンのクロス、D.シルバのシュートはGK正面。20分、D.シルバのスルーパスにまたもアグエロがシュートするも枠外。D.シルバとアグエロのコンビはよく機能しているが、他の選手が絡めない。
アストンビラも24分エンゾグビア、33分アイルランドを投入すると、少しは攻撃の場面も増えてくる。36分、エンゾグビアのクロスにヘディングシュート。43分にもCKからクエジャールのヘディングシュートが見られたが、マンCの守備に破れ目は見せない。
マンCがメンバー交代したのはようやく後半39分、ナスリ。その後、44分ジェコ。ロスタイムにはリチャーズを入れるが、ゲーム勘を維持するための選手交代。ロスタイムにCKからCBコリンズがヘッドで落とし、CFベントがシュートするが、GKハートの正面。マンCが終始攻めるがゴールシーンは最小の1点。アストンビラも効果的な反撃がないまま、淡々と時間だけが過ぎ、ゲームセットの笛を聴く。
凡戦。だが勝てればそれでいい。マンCが省エネサッカーで首位をキープした。ボクも何度か寝落ちした。