とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ドイツ王者ドルトムントに圧倒されながらも、清武はニュルンベルグの中心として攻撃をリード。

 昨シーズン10位のニュルンベルグ対今シーズン3連覇を狙うドルトムントのゲーム。香川が抜けたとは言っても昨シーズン王者のドルトムントは強い。前半序盤は完全にドルトムント・ペース。高いDFラインで布陣をコンパクトに保ち、速い攻守の切り替えで攻撃を仕掛けてくる。18分、CNケールの強烈なミドルシュートがゴールを襲う。GKシェーファーがナイスセーブ。
 清武はセットプレーのキッカーを任され、攻撃は常に清武を中心に展開する。29分、清武のスルーパスに右SHマクが抜け出すが、トラップが大きくなってDFにクリアされる。そして31分、清武のCKにファーサイドでCFペクハルトがヘディングシュート。圧されていたニュルンベルグが先制した。
 ドルトムントは香川がいないと攻撃に変化が乏しく、決定的なチャンスがなかなか訪れない。だが、ニュルンベルグが先制したことでニュルンベルグがやや前掛かりになり、逆にドルトムントにチャンスが生まれ始める。
 37分、右SHブワシチコフスキのクロスにCFレバンドフスキーがシュート。39分、トップ下ロイスからブワシチコフスキのクロス。レバンドフスキ―がシュート。そして40分、左SBシュメルツァーのクロスにニアにレバンドフスキ―が飛び込む。GKシェーファーが弾き返すが、左SHペリシッチがシュート。バーに当たってはね返りをブワシチコフスキがシュート。分厚い攻撃でドルトムントが追い付いた。
 後半3分、清武の長いスルーパスにペルハルトが抜け出すが、DFがクリア。15分、右SBチャンドラーの縦パスを清武が落とし、マクがシュート。そして17分、カウンターから清武を受けて長いスルーパスにマクが走り込むが、これもDFがクリア。再三、清武がチャンスを演出するが、ニュルンベルグの選手たちはそれを生かしきれない。
 すると18分、ドルトムントはロイスのCKにCBフメルスがヘディングシュート。ライン上でDFのクリアにCMギュンドアがミドルシュート。その後、19分ゲッツェ、22分シーバー、34分グロスクロイツと攻撃的選手を投入しドルトムントが勝ち越しに来る。特にゲッツェは香川のポジションでパスを回し、ドルトムントの攻撃が有機的につながり出す。
 36分、DFのクリアをシーバーがミドルシュート。GKシェーファーがナイスセーブ。38分、ゲッツェのFKからシーバーがヘディングシュート。GKシェーファーがナイスセーブ。だが5万人近いホームの大声援を受けたニュルンベルグの選手たちが懸命に守る。41分には途中交代ポルターがドリブルで上がり、右サイドを上がったマクがシュート。ポストを叩く。中で清武が待っていたが、パスは出なかった。
 結局このまま終わり、1-1のドロー。だが、すっかりチームの中心としてプレーする清武にはホームのサポーターも大興奮。早く清武のゴールシーンを見てみたい。それもすぐに見られるだろう。ニュルンベルグはすっかり清武のチームになっていた。