とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

CWC開幕戦、サンフレッチェはいつもどおりのサッカーで初戦突破。

 クラブワールドカップが始まった。サンフレッチェの3-4-2-1のサッカーが世界にどこまで通じるか興味がある。初戦はオセアニア代表、ニュージーランドのオークランド・シティ。当然勝利を予想したが、ゴールまで少し苦労したかな。でもサンフレッチェらしいサッカーで初戦を突破した。
 オークランドはサンフレッチェのことをよく研究してきたか、序盤から低く引いて守ってくる。当然サンフレッチェがパスを回して隙を窺うが、低くかつ高い守備ブロックになかなか付け入る隙が見当たらない。ようやく8分、森崎浩司の意表を突くヒールキックで佐藤に縦パスを通すと、右に展開し青山がシュート。だが、GKウィルアムスがナイスセーブを見せる。
 20分、高萩のCKはアウトにかけて直接ポストを叩く。さらに森崎浩司がシュート。だが、再びGKウィリアムスがファインセーブ。
 オークランドの左サイドは岩田。FC岐阜からニュージーランドに渡った日本人だ。22分、その岩田のスルーパスにCFディッキンソンが左サイドを抜け出しクロスを入れるが、中はサンフレッチェDF陣ががっちり守っている。サンフレッチェもCF佐藤が再三ラインの裏を狙うが、タイミングよくパスが入らない。23分、ミキッチのクロスに佐藤が抜け出すが、オフサイド
 25分、CHベイルがミドルシュート。オークランドの初シュートはGK西川ががっちりキャッチした。
 29分、CB水本のスルーパスに左WB清水が抜け出しクロス。DF、GK、またDFとボールが弾むが、最後は何とかクリアした。直後のCK、高萩が入れると森脇がヘッドでつなぐ。佐藤がシュート。だがGKがセーブ。惜しい場面は何度も作るが、もう一つ合わない。嫌な予感。43分、もう一度ミキッチがクロス。だが佐藤に届かない。
 それでもハーフタイムで一息ついて、またサンフレッチェが積極的に攻めていく。6分、高萩のミドルシュートがポストを叩く。さらにミキッチのクロスに森崎浩司がヘディングシュート。GKウィリアムスがナイスセーブ。12分、森崎浩司のスルーパスに佐藤が抜け出しかけるが、DFがクリア。清水のクロスを青山が戻し、高萩がボレー。だが浮いてしまう。
 16分、清水に代えて山岸を投入。すると20分、CB千葉の縦パスを佐藤が受けて、森崎浩司とのパス交換から右に展開。ミキッチのクロスに森崎浩司がシュート。GKウィリアムスのブロックを山岸がシュート。だがまたもGKがスーパーセーブ。しかしこぼれ球を佐藤が拾うと、森崎和幸、さらに森脇とつなぎ、青山が強烈なミドルシュート。GKを超えてグッと沈み込み、ゴールに飛び込んだ。攻め込んだ後のこぼれ球を拾って、またつないで攻めていくところがいかにもサンフレッチェらしい。ようやく、だがサンフレッチェらしいゴールで先制点を挙げた。
 オークランドは選手を代えて反撃をしてくる。だがリードした後のサンフレッチェは試合巧者。37分にはファン・ソッコを投入。39分、CKから山岸のクロスに森脇がミドルシュート。バーを叩く。42分には山岸のクロスに佐藤がヘディングシュート。なかなか追加点が入らない。
 するとロスタイム3分、オークランドが短いパスをつないで攻め込んでくる。CHリエラからディッキンソンがシュートを放つ。危ない場面だったが、枠を外してくれた。そしてタイムアップ。最後はやや危なかったが、最少得点1-0で勝利し、サンフレッチェが準々決勝に駒を進めた。
 楽しいが勝ち身が遅いのもいかにもサンフレッチェらしい。次はアフリカ代表、エジプトのアルアハリ。いつものサッカーで悠々と準決勝に進んでほしい。どんなサッカーを見せるか、また楽しみだ。