日本代表のラトビア戦をやっていたが、それよりも前半まで見終えたマンC対リバプールの方を先に見ることにした。7位ながらストゥーリッジが加わった以降のリバプールは絶好調。前節アーセナル戦もいいゲームを見せた。迎え撃つマンCにとっては、前日マンUが勝利して勝ち点差10。絶対に勝ちたいゲームだった。
開始1分、ダビド・シルバのミドルシュートが飛ぶ。GKレイナが好セーブ。その後も両チーム速いプレス、激しいマッチアップが続く。14分、右SBグレン・ジョンソンのフィードにCFストゥーリッジがナイストラップでGKハートをかわしシュート。だが右SBサバレタが戻ってブロックした。17分には右SHダウニングのCKにCBアッガーがヘディングシュート。21分、スアレスがミドルシュートを放つ。
リバプールがやや優勢な時間が続いたが、23分マンCが押し戻すと、左SBクリシーのスローインをアグエロが落とし、D.シルバのワンタッチパスにミルナーが走り込む。クロスにジェコが合わせてゴール。マンCが先制点を挙げる。ところが直後の29分、今度はリバプールが押し返すと、PA前でパスを回してゴール正面からノーステップでストゥーリッジが強烈なミドルシュート。あっと思わず声が出るスーパーゴールで同点に追い付いた。
その後もめまぐるしく攻守が入れ替わる均衡したゲーム展開が続く。45分、サバレタのバックパスがGKハートとタイミングが合わず、あわやゴールという場面もあったが、そのまま1-1で前半を終えた。
後半に入って立ち上がりはマンCが押し込む。1分、ミルナーがミドルシュート。2分にはCKからCHハビ・ガルシアがヘディングシュート。しかしリバプールも4分、スアレスのFKが壁を叩くと、その後も連続CKで押し込む。そして7分、左SHヘンダーソンのクロスにダウニングがヘディングシュート。両SHのダウニングとヘンダーソンがこれまでになくよく活躍をしていた。
その後も互角の攻防が続く。ボールがよく動き面白いゲーム。11分、CBナスタシッチに代えてコラロフを投入。クリシーがCBに移る。20分にはカウンターからアグエロが長駆ドリブル。PA内に入ったところで止められた。そして28分、左SBホセ・エンリケのクロスのクリアをジェラードがミドルシュート。ズドンとネットに突き刺さってリバプールが勝ち越した。
29分、ゲーム中盤以降ほとんどボールに触る場面がなかったD.シルバに代えてマイコンを投入。レスコットを中央にクリシー、サバレタが並ぶ3バック。コラロフとマイコンがWBに上がる。リバプールは30分、ホセ・エンリケに代えてスクルテルを投入し守備を固める。
しかし33分、バリーのアバウトなフィードにアグエロが走り込むと、GKレイナが飛び出す。アグエロがライン際の深い位置から振り向きざまにシュートを放つとこれが見事にゴールに飛び込んだ。スーパーゴール!! マンCが同点に追い付いた。
その後も手に汗握る好プレーが続く。38分、スアレスがクリシーをかわしてのクロスにGKハートがナイス飛び出しでクリア。ジェラードがミドルシュートを放つが、DFが身体を張ってブロック。42分、ミルナーのCKにマイコンが飛び込んでヘディングシュート。45分、ダウニングのクロスにストゥーリッジがまたも強烈ミドルシュート。GKハートがナイスセーブ。アディショナルタイム3分、マイコンがアグエロとのワンツー、スルーパスで抜け出しシュート。DFがブロック。
最後までワクワクするプレーの連続。好ゲームの末の2-2ドロー。いや、楽しいゲームだった。マンCにとっては首位との勝ち点差9は厳しくなったが、それでも充実したゲームには満足感が漂う。後半戦、リバプールの活躍もリーグの順位に大きく影響しそうだ。