とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

プレミアリーグ 第27節 リバプール対マンC

 今節チェルシーにゲームがなく、マンCにとっては勝ち点差を縮めるチャンス。ヤヤ・トゥーレも戻って2連勝。楽に勝てるかと思ったのだが、対するリバプールは10戦負けなしと絶好調。CL圏内まで勝ち点わずか2差の6位まで上がってきた。
 立ち上がり、両チーム互角の攻め合いが続く。特にリバプールのプレスが速い。8分、CHアレンがドリブルで持ち上がり、左FWコウチーニョのスルーパスに右FWララーナが抜け出してシュート。GKハートがナイスセーブを見せる。9分、左FWコウチーニョが左サイドでキープからクロス。右FWララーナがシュートを決めるが、これはオフサイド。そして11分、左FWコウチーニョのドリブルからCFスターリングが左に流すと、CHヘンダーソンが中に持ち込んでミドルシュート。これがきれいに決まり、リバプールが先制する。
 マンCも負けてはいない。13分、左SHダビド・シルバのフィードにFWアグエロが抜け出しシュート。しかしポストを叩いてはね返された。その後もリバプールが押し込む展開。22分、左FWコウチーニョのスルーパスにCFスターリングが抜け出すが、角度がなく、クロスはファーサイドに流れていく。
 すると25分、中盤深い位置からCHトゥーレが縦パスを入れると、左SHシルバからさらに縦につなぎ、FWアグエロが横にドリブル。十分引き付けてスルーパスを出すと、入れ替わりにFWジェコが走り込んでシュート。マンCが同点に追いついた。
 しかしその後もリバプールのプレスが速い。35分、CHアレンから右WBマルコビッチのループパスに右FWララーナが走り込んでシュート。43分、左WBモレノから左FWコウチーニョミドルシュートアディショナルタイム1分、左FWコウチーニョのスルーパスを走り込んだ右FWララーナが落として、CFスターリングがシュート・・・チャンスだったが、ボールが足元に入りすぎ、シュートが打てない。前半は1-1。だが、リバプールの好調振りを見せつけられた45分だった。
 後半立ち上がり、マンCが攻勢をかける。1分、右SHナスリのキープから右サイドを走り込んだ右SBサバレタにパス。クロスをFWアグエロがヘディングシュート。しかしリバプールもすぐに押し返す。7分、左FWコウチーニョの縦パスから右FWララーナのクロスにCFスターリングがシュート。その後もお互い激しい攻防が続く。マンCは13分、ジェコに代えて右SHミルナーを投入する。
 そして30分、CFスターリングからのパスを受けた左FWコウチーニョが一歩中に切れ込んでミドルシュート。きれいな弾道を描いてゴールマウスに飛び込んだ。リバプールが先に勝ち越した。31分にはリバプールが右WBマルコビッチに代えてCFストゥーリッジを投入する。スターリングを右FWに回し、ララーナを右WBに下げる。マンCも33分、FWボニを投入。34分、左SHシルバのループパスのこぼれをFWアグエロが拾って、巧いフェイントからシュート。枠を外す。37分にはリバプールがCBコロ・トゥーレを投入し、守りを固めると、マンCもナスリに代えてCHランパードを投入する。
 だが、後半になってもリバプールのプレスが衰えない。40分、右FWスターリングから左FWコウチーニョがシュート。42分、CHヤヤ・トゥーレにCHヘンダーソンがプレスをかけ、ミスパスをCFストゥーリッジが拾い、シュート。マンCも45分、CHヤヤ・トゥーレのドリブルから左SHシルバがシュート。アディショナルタイム3分、FWアグエロが左SHシルバとのワンツーからシュートを放つが、枠に決まらない。結局このままタイムアップ。2-1でリバプールが勝利した。
 リバプールが強い。これで11戦負けなし。3連勝して5位に浮上し、4位までの勝ち点もわずかに2差。いよいよCL圏内も見えてきた。一方のマンCは勝ち点を伸ばせなかった。今節、3位アーセナル、4位マンUも勝利して、いよいよ後ろとの差も詰まってきた。プレミアリーグの見所はチェルシーとマンCの優勝争いと思っていたが、CLを巡る争いにも目が離せなくなってきた。サウサンプトンがじりじりと順位を落としているのが気懸りだ。