とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ファーガソン監督、1500試合目の最後のゲームは、ユルユルのお祝いゲームで5-5のドロー。

 水曜日のナビスコ杯でグランパスが約1ヶ月半ぶりに勝利した。観に行こうかと話していたのに、グループリーグの敗退が決まり、1ヶ月以上も勝てないこともあって、ついつい見送ってしまった。観に行けばよかった。そんなことを思いながら、香川の今シーズンのラストマッチ、というよりファーガソン監督の1500試合目のラストマッチ、そしてスコールズの2度目のラストマッチを見ることにした。
 開始6分、マンUがカウンターからCHクレバリーのフィードにFWエルナンデスが追い付き、クロスに香川のヘディングシュートがズドン! あっさりとマンUが先制した。さらに9分、香川のスルーパスがDFに当たりこぼれたボールをCHアンデルソンが右に展開すると、右SBバレンシアがシュート。CBオルソンに当たりゴールに吸い込まれる。マンUが早くも2点目。そこからはマンUが無理することなく、悠々とパスを回す。そして30分、CHキャリックの縦パスをエルナンデスが落とし、クレバリーが左に展開。左SBビュットナーがシュート。ついにマンUが3-0と突き放す。
 それにしてもゆるいゲーム。ウェストブロミッチのプレッシャーも甘いが、マンUも右SBに入ったバレンシアが上がりっぱなし。CB二人で守る。すると40分、CHムルンブから右に展開。右SHドランズのクロスにFWモリソンが走り込む。ゴール。ウェストブロミッチが1点を返す。43分には香川の縦パスからバレンシアのクロスをクレバリーが左に展開。エルナンデスがシュート。GKフォスターのセーブがDFに当たってあわやオウンゴール。前半はアウェイながらファーガソンの退任祝いゲームの様相で終わった。
 さすがにホームで無様な姿ばかりは見せられないウェストブロミッチは後半初めから左SBリッジウェルに代えてFWルカクを投入。ドランズを左SHに、モリソンを右SHに移動。すると5分、中盤のルーズボールを拾ったルカクが迷わずシュート。ウェストブロミッチが1点差に追いすがる。マンUも8分、バレンシアのクロスにファンペルシーが走り込んでシュート。絶妙のタッチでゴールを決める。4-2。さらに18分、香川の縦パスをギグスがクロス。エルナンデスが合わせて、5-2と突き放した。
 ウェストブロミッチは22分、クロスからCBオルソンがゴール間際でフリーのチャンス。しかしシュートはほぼ真上にふかしてしまう。香川は24分にスコールズと交代。その後、30分ルカクのシュート。32分、ルカクのクロスにドランズのシュート。35分には右SBジョーンズがシュートとウェストブロミッチがペースをつかむ。というか、マンUの守備が気が抜けている。スコールズ記念ゴールを与えようとばかり考えている。
 すると36分、ローセンベリのスルーパスにルカクが抜け出してシュート。3-5。さらに36分、ルカクの落としをフォルチューネがつないで、CHムルンブから右に展開。右SBジョーンズのクロスをムルンブがシュート。1点差に追い付いてくる。
 あわててマンUはCBエバンスに代えてファーディナンドを投入。だが41分、ドランズのクロスをムルンブが落とし、ルカクがシュート。ついに5-5と追い付いた。さすがにマンUも最後は真剣になってゴールを死守。同点のまま、ゲームを終えた。
 なんとまあ、5-5の大味ゲーム。早々と優勝を飾って、最終戦でも早々と3点のリード。すっかり気が緩んだ結果のどたばたゲームだった。何はともあれ、これで香川のプレミアリーグ1年目の冒険は終わった。来シーズン、モイーズ監督の下でマンUはどんなサッカーを展開するのか。香川はどんな活躍を見せるのか。今から楽しみ。だがその前にW杯予選オーストラリア戦。そしてコンフェデ杯と続く。今週末のJリーグが終わると、いよいよ次は代表の季節がやってくる。