とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

グランパスついに5連敗。攻めの形を作れないまま、柿谷にファインゴールを決められる。

 6戦負けなしで6位にまで進出したセレッソ。逆にグランパスは6戦勝ちなし。リーグ4連敗だが、水曜日ナビスコ杯の勝利でチームが変わったかどうか。だが序盤はセレッソがホームの声援を背に生き生きとした動きを見せる。
 2分、左SH枝村の落としをFWエジノがシュート。6分、CHシンプリシオのスルーパスに枝村が抜け出しシュート。GK楢崎がしっかりセーブする。セレッソは左SB丸橋が再三の上がりからクロス。柿谷やエジノが何度も裏を狙う動きを見せる。対するグランパス田中隼磨、玉田らが気持ちのこもったプレーを見せてセレッソの自由にさせない。
 16分、CH田口がミドルシュート。27分にはCHダニルソンのクロスにケネディがヘディングシュート。セレッソの守備も集中しており、なかなか中に入っていけない。30分、柿谷がドリブルからエジノとのワンツーで走り込むが、DFがブロック。32分、右SB酒本のクロスにエジノ闘莉王が競り合うが弾き出す。お互い良さを消し合うような展開が続く。40分、右SH藤本のCKにCBダニエルがヘディングシュート。GKキム・ジンヒョンがセーブ。41分、右SH山口のクロスに柿本が抜け出すが、その手前でGK楢崎が飛び出しキャッチ。ほぼ互角の拮抗した展開で前半を終えた。
 後半4分、左SH田中輝希の落としから田口がミドルシュートセレッソの守備が崩れない。そして12分、CHシンプリシオが縦に仕掛けると、山口がポストになってさらにシンプリシオ前進闘莉王とダニエルが寄せたところでエジノにパス。ダニエルと逆に切り返してシュート。セレッソが先制した。
 直後、田中輝希に代えてヤキモフスキーを投入。14分、CKのクリアから田口のクロスを闘莉王がヘディングシュート。19分にも右SB田中隼磨のクロスにヤキモフスキーがヘディングシュート。だが枠に入らない。
 すると22分、闘莉王から田中隼磨への縦パスを枝村がカット。そのまま前進して絶妙のスルーパス。柿谷も闘莉王のマークから離れる動きでスペースを作り、巧いトラップからシュート。セレッソが2点目。突き放した。
 グランパスは直後に田口に代えてCBに牟田を投入。闘莉王をFWに上げる。だが、動かないツインタワーではチャンスは作れない。逆にセレッソの動きがよくなって、グランパスはもっぱら守備に回る。さらに34分には玉田に代えて矢野を投入。高さ勝負に出る。
 36分、闘莉王の落としからケネディが左に展開。ヤキモフスキーのクロスを闘莉王が落として田中隼磨のクロスに闘莉王がヘディングシュート。だがGKキム・ジンヒョンがファインセーブ。40分、藤本の縦パスをケネディが落とし、闘莉王がシュート。43分、CKからケネディがヘディングシュート。
 そしてアディショナルタイム1分、藤本のFKにケネディがヘディングシュート。ようやく1点を返す。もっともオフサイド気味だったが。その後もアディショナルタイム3分、矢野のクロスに闘莉王がヘディングシュート。4分、ダニエルのフィードにケネディ、矢野と絡み、闘莉王がシュート。バーにはね返される。さらに5分、ケネディがシュートを放つが枠を外し、万事休す。結局2-1でセレッソが逃げ切った。
 グランパスはこれで泥沼の5連敗。ケネディがだいぶ動けるようになってきたが、攻撃に連携が見られない。しっかり守られると全く攻め手がない。重症だ。幸いなことにこの後、長い中断期間に入る。代表に選出された選手もなし、しっかり戦術練習を積み重ね、再開後ダッシュを見せてほしい。さもないと、昨シーズンのガンバの二の舞になりかねない。ジュビロは監督を交代した。グランパスは久米GMストイコビッチ体制の継続をコメントしたが、それで本当に大丈夫なのか?