とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ベガルタレディース健闘するも、最後は力尽き、敗戦。

 レオネッサが9連勝と独走するなでしこリーグは前半戦が終わり、リーグカップが始まった。今シーズン昇格のベガルタレディースはレオネッサとベレーザに負けたものの4勝2敗3分の4位と好位につける。4月に行われたリーグ戦では前半、ベガルタがレオネッサをリスペクトし過ぎて3失点。後半は前から仕掛けて好ゲームを展開。不運もあってさらに2失点したものの、1点は返して雪辱した。その再戦。興味を持って観始めた。
 今度は前半からベガルタレディースが積極的に攻めていく。5分、右SH安本のクロスに左SH高良がシュート。12分には相手のミスから安本が前に送り、FW川島のクロスにFW伊藤がシュート。さらに13分、左SB佐々木のドリブルを伊藤が落とし、CH高橋が左に展開。CH上辻のクロスから川島がシュートを放つ。
 だがレオネッサも18分、川澄がチ・ソヨンとのワンツーで右サイドを抜け出すと、クロスにCFゴーベル・ヤネズがシュート。GK齋田がナイスセーブ。さらにヤネズからCH南山のシュートもDFが身体を張る。その後もレオネッサのCKが続くが、ベガルタがよく守る。プレスが速い。
 だがさすがにサッカー能力はレオネッサの方が上回る。40分、カウンター気味に中盤深い位置からチ・ソヨンが前方にロングパスを蹴り込むと、川澄が走り込んでクロス。中で南山とチ・ソヨンがつぶれるとファーサイドに左SH高瀬が走り込んでボレーシュート。強烈にゴールに突き刺し、レオネッサが先制した。
 後半に入ってもベガルタが積極的にプレスをかける。7分には深い位置から上辻のFKを高橋が流し、CB長船がワントラップからシュート。だがシュートが決まらない。すると9分、CB甲斐のフィードからゴーベル・ヤネズがドリブル。川澄のクロスにチ・ソヨンがシュート。14分には南山のミドルシュート。そして16分、川澄のクロスをチ・ソヨンがテクニックでCH高橋をかわしてシュート。追加点を挙げた。
 その後、レオネッサは17分田中陽子。30分道上を投入。ベガルタも井上、成宮、山本と選手を交代していくが、全体に疲れが見えて、プレスが十分にかからない。35分、田中陽子のドリブルから道上のポストプレー、受けたチ・ソヨンがドリブルからミドルシュート。36分、チ・ソヨンのフィードに川澄が走り込み、クロスに澤がシュート。そして38分にはDFのクリアを拾った高瀬が反転して強烈なミドルシュート。枠は外すが、やはりこの人のパワーには恐れ入る。ベガルタは44分、山本のFKを途中交代の田原が逸らし、CB下小鶴が走り込むが、届かない。結局、最後までゴールが決まらず、2-0でレオネッサが勝利した。
 前半から飛ばして奮闘したベガルタレディース。だが結局のところ、実力差は如何ともしがたい。局所局所でレオネッサが実力を見せつけて、ゴールを重ねる結果になった。それでもこうして切磋琢磨していくことが両チームの実力向上につながるはず。ベガルタの健闘を称えたい。