とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

チェルシー貫禄の逆転勝利。効果的な補強で優勝候補一番手と言っていいのではないか。

 チェルシーの開幕戦を観た。相手は昇格組のバーンリー。有名な選手はいないが、ホーム開幕戦ということもあってか、積極的に前からプレスをかけて攻めてくる。だが今シーズンのチェルシーは効果的な補強で戦力アップ。余裕の対応でかわしては攻めていく。その中心がセスク・ファブレガス。4分、そのCHセスクからのパスを右SHシュルレがミドルシュート。バーンリーも6分、左SHテイラーのスルーパスにCFユトキエビチュがシュート。互角に戦う。
 そして14分、テイラーのCKをDFがはね返すと、CHマーニーが左サイドに展開。左SHテイラーが抜け出してクロスに右SHアーフィールドがシュート。なんとバーンリーが先制点を挙げた。
 しかしこれでチェルシーに火がついた。キックオフから猛攻でバーンリー・ゴールに攻め込むと、17分、CHセスクがヒールパスで右に展開。右SBイバノビッチのクロスがポストに当たってはね返ったところをCFジエゴ・コスタがシュート。あっという間に同点に追い付く。
 さらに21分、左SHアザールが中央をドリブル突破してDFを中に惹き付けると右に展開、右SBイバノビッチのクロスにCHセスクがシュート・フェイントから走り込んだ右SHシュルレに絶妙のスルーパス。ゴール。バーンリー先制からわずか7分間の逆転劇。中盤で変化とゲームを作れるセスクの加入は大きい。さらにアザールのドリブル、シュルレの突破、そしてオスカルの運動量と非常にバランスが取れている。CHにはマティッチも控える。ジエゴ・コスタも強い。心配はCBテリーの年齢くらいか。34分にはセスクのCKを右SBイバノビッチが蹴り込み、前半だけで3得点。バーンリー先制も前半だけで3-1と逆転されていた。
 後半もバーンリーが積極的に仕掛ける。4分、左SBミーのクロスのクリアを右SHアーフィールドがシュート。GKクルトワがナイスセーブ。GKチェフをベンチに置いて先発した新加入クルトワは198cmの長身が最大の武器。クロスに対して悠々とハイボールをキャッチする。その後は、最後まで運動を保って攻め続けるバーンリーに対して、チェルシーが落ち着いて受け止め、機を見て攻撃。一進一退の攻防が続く。
 25分にはバーンリーがCFユトキエビチュと左SHテイラーに代えて、CFバーンズと左SHカイトリーを投入。チェルシーは33分、右SHシュルレに代えてウィリアン。37分にはOHオスカルに代えてCHミケル。そして39分、左SHアザールに代えてドログバ登場。場内が大声援に包まれる。そのドログバは43分、GKクルトワからのゴールキックを受けて腿トラップからシュート。存在感を見せ付ける。
 ゲームはそのまま終了。3-1でチェルシーが貫録の勝利を挙げた。それにしても、まだベンチにはCFフェルナンド・トーレスが残り、DFフェリペ・ルイスやCBズマが残り、CHラミレスがいる(このゲームでは出場停止)。いったいこれだけの選手をどう使っていくのか、却って心配になるぐらいだが、モウチーニョのこと、うまくチーム・マネジメントしていくのだろう。昨年の攻撃力不足に対応して、セスクとジエゴ・コスタという最高の補強。今シーズンのチェルシーは断トツの優勝候補と言って差し支えない。強いチェルシーが見られそうだ。