とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

なでしこオールスターは楽しいゲームだった。

 なでしこオールスター2014 SELVA対POLKAを観る。ところでセルバとポルカってどういう意味だろう。調べると、セルバは大森林で、ポルカは踊りの種類なんだけど、ポルカドットは水玉の意味。森と水、山と海というくらいの意味かな。昨シーズンの偶数順位チームと奇数順位チームで分けたけど、どちらかと言うと西日本側対東日本側という感じ。ベガルタやジェフ・レディーズと、くノ一を入れ替えればいい感じ。最近は東側にベレーザとレッズ、西側にレオネッサとベルと強豪チームが別れているから、単純に東西対抗にしてもいいかも。そんなことを思いながら、ゲームを観ていた。
 さすがにオールスターともなると、各チームのエース級が並ぶ。もっとも私も顔は知っていても、名前とチーム名がわからない選手がいる。アナウンサーももう少し名前を呼んでほしい。でゲームは前半5分、FW田中美南から右に展開、右SH柴田のクロスにFW後藤がシュート。きれいにポルカが先制する。その後もポルカが攻勢。レギュラー・シーズンで好調だったレッズ・レディースの選手たちが大活躍。CH猶本が再三ミドルシュートを放てば、CH阪口がスルーパスを出す。くノ一の杉田も積極的に中に絞ってシュートを狙えば、エルフェンの左SB薊が再三の上がりを見せてクロスを供給する。
 セルバは澤と宮間のボランチコンビだったが、高瀬と菅澤のFWコンビが積極的に動きゴールを狙う中で、両SHの中島と深澤があまり攻撃に絡めない。CH宮間からの長いスルーパスがたびたびFW陣に出たが、CBの高畑と岩清水がFW陣をしっかりマーク。セルバは前半、なかなかシュートが打てなかった。17分、宮間のミドルシュートがバーを叩いたのが唯一の惜しかったシュート。
 ポルカは前半21分、右SH柴田のクロスのこぼれをCH猶本がミドルシュート。バーのわずか上。25分、右SB宮迫のクロスにFW田中のヘディングシュートはポストのわずかに右。そして32分、右SB宮迫からのクロスをFW後藤がDFと競って、こぼれたボールを左SH杉田がシュート。2点目を挙げた。
 後半は両チームともガラッとメンバーを変える。すると5分、セルバが左SH中野からのクロスにFW松岡がヘディングシュート。バーに当たってはね返りをFW京川がシュート、セルバが1点を返す。10分にもCH川村からのクロスをFW京川がシュート。GK山郷がナイスセーブ。セルバはボランチベガルタの川村と上辻のコンビに代えて途端に中盤が安定。CBを甲斐と三宅のレオネッサ・コンビにしたのもよかったかも。後半は両チーム、中盤がコンパクトになって、本番さながらの厳しいチェックの応酬。引き締まったゲームとなって得点が動かない。
 ポルカは乗松、北原、小原の3バック。左WB有吉が積極的に攻撃参加。中盤は最初のうち、原と上尾野辺がボランチに入り、猶本が右WBにいたが、途中から猶本をCHに下げて、上尾野辺が右WBに廻る。上尾野辺と右CB小原とのコンビがよく、小原も積極的に攻撃参加する。FWは荒川を中央に吉良と田中の3トップ。そして40分、CH原からの縦パスにFW吉良が抜け出し、飛び出したGK福元の上を抜くループシュートポルカが3点目を挙げてゲームを決めた。セルバも42分、CB甲斐のフィードにCH川村が走り込んでシュートを放つが、GK山郷が飛び出してセーブ。セルバはCH川村が活躍したが、ゴールは遠かった。
 オールスターとは言え、けっこう後半は真剣勝負モード。3-4-3で攻めるポルカに対して、コンパクトな布陣で反撃するセルバ。面白いゲームが観られた。さて、今週末にはすぐにエキサイティング・リーグが始まる。第1節からレッズ対レオネッサの好ゲーム。これは絶対見逃せない。そういう気持ちにさせる楽しいオールスターゲームだった。