前節、湯郷ベルに勝利し、あと1勝で優勝までこぎつけたレッズレディース。第9節の相手はレギュラーシーズン最終戦で敗戦を喫し、優勝を逃したレオネッサ。対するレオネッサにしても、4連覇は逃したもののホームで胴上げは見たくない。両チーム、勝利をめざして激しく戦った。
序盤、レッズレディースが積極的に攻めていく。5分、CH猶本のスルーパスにFW後藤がシュート。DFがブロック。7分、左SH仲田のクロスにCF高瀬が競って、こぼれ球をOH増矢がシュート。レッズは右SH柴田が積極的に。再三ドリブル突破を仕掛けていく。9分、柴田がミドルシュート。19分、左SH加藤もミドルシュート。22分には右S柴田のドリブル突破からクロスに左SH加藤がダイビング・ヘッド。わずかに届かない。レッズがFWから積極的にプレスをかけてレオネッサにほとんどパスをつながせない。
しかし26分、ドリブルでかわしたところをCH澤のアフター・タックルで膝を痛打したCH猶本がいったんはピッチに戻ったが、また座り込み、長野に交代。レッズにとってはこの交代が痛かった。CH長野はレッズらしく遜色のないプレーを披露したが、展開力が失われた。42分、CH長野のスルーパスに右SH柴田が走り込み、クロスにFW後藤が飛び込むが、DFがクリアした。
後半に入ると今度はレオネッサが積極的に前に向ってくる。3分、左SH仲田のクロスからCHゴーベルがミドルシュート。DFがブロック。10分、左SH仲田のキープから縦パスをOH増矢が受けてシュート。しかしレッズの寄せが速い。これもDFがブロックした。12分にはOH増矢のキープからCH澤が抜け出し、クロスのこぼれをCHゴーベルがミドルシュート。16分、CF高瀬のポストプレーからスルーパスに右SH川澄が駆け上がりミドルシュート。GK平尾がセーブした。
レオネッサ最大のチャンスは18分、左SH仲田のクロスにCF高瀬が胸トラップからシュート。しかしわずかに左に逸れてサイドネットを揺する。レッズも20分、FW吉良のドリブルから左に流して、左SH加藤のクロスに吉良がシュート。レオネッサは23分、OH増矢に代えて田中陽子を投入。レッズも30分、FW吉良に代えて清家。
32分、右SH柴田がドリブルで中に切れ込み、左に流してFW後藤がシュート。GK海堀がセーブ。35分、右SH柴田のドリブルからスルーパスに清家が抜け出しシュート。だがわずかにポストの左。レッズ最大のチャンスだったが、これも逃してしまう。
その後も激しい攻防と攻守の切り替えが続く。36分、左SB和田のミドルシュート。38分、右SH川澄のミドルシュート。41分にはCB乗松のフィードにFW清家が抜け出し、クロスにFW後藤が飛び込むが、シュートはGK海堀が抑えた。
結局、スコアレスドロー。2位ベレーザが勝利したため、優勝は最終節に持ち越された。が、勝ち点差3。得失点差もあるため、たぶん優勝は大丈夫だろう。それよりも猶本のケガが気になる。ベンチで笑顔を見せていたから大丈夫だとは思うが、最終節、猶本も一緒になって、勝利で優勝を飾るところを観てみたい。・・・中継はないけどね。
