とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

エバートンはいいゲーム、面白いゲームをするも、未だ勝利なし。チェルシーに3-6で屈す。

 前節もアーセナル相手に2点を先行しながら終了間際に2失点して引き分けたエバートン。未だ勝利なし。第3節の相手はチェルシー。今シーズンのチェルシーは強い。開始30数秒、OHファブレガスのスルーパスにCFジエゴ・コスタがオフサイドラインぎりぎりで飛び出しシュート。チェルシーが先制すると、さらに3分。今度はジエゴ・コスタのクロスからCHラミレスのスルーパスに右SBイバノビッチが抜け出しシュート。あっという間に2-0となってしまった。
 だが、その後、エバートンが粘り強く反撃する。早い攻守の転換から、速く大きい展開。次第にエバートンが押し込んでいく。16分、右SHマクギーディーのCKをCFルカクがヘディングシュート。バーに当たってはね返ったところをCBディスタンが押し込むが、これはオフサイド。17分、OHネイスミスミドルシュートはわずかにポストの右。21分、右SBコールマンがDFを抜いて駆け上がり、クロスにOHネイスミスがシュート。DFがブロック。エバートンが攻めるも、チェルシーも守備を固めてゴールを許さない。
 次第に膠着状態になって時間が過ぎる。このまま前半が終わるかと思われた45分。CHバリーからの縦パスを右マクギーディーが右に展開。右SBコールマンのクロスに左SHミララスがヘディングシュート。エバートンが1点を返す。
 これで勢いがついたエバートンは後半1分、CFルカクの縦パスからOHネイスミスが左に展開。左SHミララスのクロスにCFルカクがシュート。だがチェルシーも8分、左SHアザールがボールを奪うと、CHラミレスのパスにOHファブレガスがスルーパス。CFジエゴ・コスタがシュートするもGKハワードがファインセーブ。9分、左SHアザールの縦パスからCF
ジエゴ・コスタがシュート。さらに13分、CFジエゴ・コスタのドリブルから右SBイバノビッチがシュート。1点差に追い付かれたチェルシーが攻勢を強めていく。負けずに攻めるエバートン。激しいチェックと攻守交代。大きな展開とカウンターの応酬。その後の展開を予感させるワクワクするようなゲーム。
 そして22分、左SHアザールがドリブルでCHマッカーシーをかわすと、ゴール前にえぐってシュート。滑り込んだ右SBコールマンの足に当たり、ゴールに飛び込んだ。チェルシーが3点目。ところがその2分後、エバートンの右SHマクギーディーが斜めにドリブルを開始すると、ゴール前まで進んで左に流す。OHネイスミスがシュート。またエバートンが1点差に追い付く。
 さらにエバートンは25分、マクギーディーに代えてエトーを投入。しかしチェルシーは29分、CHマティッチがミドルシュート。これがディスタンとジェギエルカの二人のCBの間を抜けてゴールに飛び込む。ゴール。チェルシー4点目。チェルシーはここでウィリアンに代えてミケルを投入。守備を固める。
 しかし31分、今度は左SBベインズのFKに右SHエトーがヘディングシュート。エバートン3点目。またも1点差に迫る。しかし直後の32分、今度はCHラミレスが右サイドからCHマティッチとのワンツーでゴール前に抜け出しシュート。またもチェルシーが2点差に突き放す。
 反撃するエバートンは36分、GKクルトワからのパスをCFルカクがカット。右SBコールマンが斜めにドリブル。右SHエトーが落としたボールをコールマンがさらに左に流し、左SHミララスがシュート。だがGKクルトワが弾いたボールがポストに当たってはね返る。そして44分、チェルシーはファブレガスに代えてドログバ投入。エバートンもルカクに代えてCHペシッチを投入するが、45分、ペシッチの不用意なヒールパスをCHミケルが拾ってそのままドリブル。左に流してCFジエゴ・コスタが走り込み、キックフェイントからシュート。ダメ押しの6点目を挙げた。
 これでようやく決着がついた。6-3でチェルシーが勝利。エバートンはゴールをすれども失点も重ね、これで3試合勝利なし。楽しく面白い攻撃サッカーを観せてくれるものの、守備陣の失点が止まらない。もう少し下位チームなら勝利ができるだろうか。これからもこの楽しいサッカーがそのままに勝利につながるゲームを見せてほしい。