とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

マンU、アディショナルタイムの同点劇。とは言っても、チェルシーの強さが際立つゲームだった。

 首位を独走するチェルシーマンUが挑む第9節。先週プレミアリーグのビッグカード、チェルシーマンUをようやく観戦した。チェルシージエゴ・コスタが負傷でドログバが先発。だがあとはほぼメストメンバーと言える先発陣。対するマンUは香川退団後、初めて見る新メンバーを楽しみにしたが、ルーニーが出場停止、ファルカオはケガ。それでもSHディマリア、CHブリント、左SBルーク・ショー、CBロホらがどんなプレーをするか期待した。
 4分、左サイドを上がったCBロホのクロスをCFファンペルシーが落とし、MFマタが右に流して右SHディマリアがボレーシュート。序盤はマンUが積極的に攻撃した。だがチェルシーががっちりと受け止め、次第に互角の展開になっていく。23分、左SHヤヌザイのスルーパスにCFファンペルシーが抜け出しシュートを放つが、GKクルトワの飛び出しが早くセーブする。24分、右SHディマリアのクロスにCFファンペルシーがヘディングシュート。だが枠を外す。
 こう書くとマンUが攻めているようだが、互角の展開。プレミアらしい早い攻守の切り替えと速い攻防。38分、右SHディマリアのFKはGKクルトワの正面。41分、右SBイバノビッチのフィードからOHオスカルのクロスにCFドログバがシュート。GKデヘアがナイスセーブを見せる。42分にはヤヌザイミドルシュートを放つが、ヤヌザイは一人持ち過ぎ、攻撃のリズムを壊している。前半はスコアレスで終えた。
 後半6分、マンUがCKの流れからCBスモーリングの落としにCHフェライニがシュート。枠を外す。チェルシーも7分、左SHアザールがドリブル、CFドログバをポストにDFの間を抜けてGKと一対一。だがシュートはGKデヘアに当てる。しかしこれで得たCKをセスクが蹴ると、ニアでドログバがヘディングシュート。これが決まり、チェルシーが先制した。
 14分、左SBフェリペ・ルイスのクロスから右SHウィリアンがシュート。GKデヘアが正面で抑える。その後はチェルシーがボール保持率を高め、マンUは攻め手なし。15分過ぎ位からは個人プレーに走るヤヌザイとディマリアのポジションをチェンジし、ディマリアを中心に左サイドからの攻撃を試みるが、なかなかゴール前までいけない。
 22分、マタに代えてウィルソンを投入。チェルシーもオスカルをミケルに代えて守備を固める。24分、右SBイバノビッチがドリブルで中へ切れ込みシュート。さらに右SHウィリアンがミドルシュートマンUも反撃する。34分、左SBショーの縦パスにCFファンペルシーが抜け出しシュート。GKクルトワがナイスセーブ。35分、右SBラファエルのクロスにFWウィルソンがヘディングシュート。そしていよいよアディショナルタイムに入る。
 すると3分、CHフェライニとのパス交換から左SHディマリアが左サイドを駆け上がる。と、右SBイバノビッチが手を伸ばして倒し、2枚目のイエローカード。退場となる。このFKをディマリアが蹴ると、CHフェライニがヘディングシュート。GKクルトワがいったんは弾き返すが、はね返りをファンペルシーが強烈にシュート。ぎりぎりでマンUが同点に追い付いた。そしてタイムアップ。ビッグクラブ同士の対戦は1-1のドローで終わった。
 チェルシーにとってはちょっと不注意で残念なドロー。これがきっかけで調子を落とさなければいいがと気になるが、やはり強さは別格。マンUも次はファルカオルーニーが健在に活躍するサッカーを観てみたい。面白いとは言えないが、チェルシーの強さとマンUの粘り強さを実感したゲームだった。マンUもこれを契機に調子を取り戻していくかもしれない。