とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ジェフレディースは悔しい逆転負け。でも勝利への意欲でレッズレディースが上回る。

 カナダ戦からわずか中2日。もうなでしこリーグが始まった。ジェフのFW菅澤とGK山根も出場。菅澤はカナダ戦での足首の故障が心配されたが、元気にピッチを走り回っていた。よかった。レッズの先発はFW吉良と後藤。左右SHに加藤と柴田、CHは猶本と岸本。ベストメンバーだ。
 序盤からほぼ互角の攻防が展開される。お互いプレスが高く、なかなかゴール前まで行けない。5分、レッズの右SB堂園のクロスにFW吉良がヘディングシュート。DFが競って大きく枠を外した。そして11分、レッズのCB高畑から左SB臼井に出したパスにFW菅澤がチェック。臼井からボールを奪うとそのまま独走。角度が浅く無理かなと思ったが、ミドルシュートがGK平尾のニアサイドを抜いた。スーパーゴール。ジェフレディーズが先制した。
 しかしその後もレッズは早いプレスで対抗する。右SB堂園の積極的な上がりが目立つ。25分には右SB堂園のクロスにFW後藤がヘディングシュート。後藤も前線でよく戦って起点を作る。だがジェフの集中力も高い。29分、レッズのGK平岡からCBへのパスをFW筏井が狙い、あわや奪われそうになる。ジェフのプレスも高い。だがレッズが積極的に反撃をする。
 30分、FW後藤がDFを背負った形から反転してクロスを入れると、DFのクリアを右SH柴田がクロス、FW吉良のシュートが決まるが、柴田のところでラインを割っていた。残念。35分、CB高畑のフィードにFW後藤が抜け出してドリブルからシュート。43分、右SH柴田のクロスに左SH加藤がヘディングシュート。前半はレッズが攻めるが、ジェフが集中力高くしっかり守る。ジェフ・ペース。
 この展開は後半も変わらない。レッズは前半、動きに切れのなかった左SB臼井に代えて、後半頭から和田を投入。その和田が積極的なプレーを見せる。7分、右SH柴田がドリブルでゴール前まで迫りシュート。そして9分、左SB和田のクロスをCH岸川がつないでFW後藤が落としたボールをCH岸川がミドルシュート。CB櫻本が左肩に当ててブロックするが、これがハンドを取られPK。確かに左腕が上がっている。悔しいファール。PKを岸川が決めてレッズが追い付いた。
 その後もレッズが攻める。13分、左SB和田のクロスをFW後藤が落とし、左SH加藤がシュート。左SB上野がナイスブロック。15分、吉良のCKにCH猶本がミドルシュート。GK山根がセーブ。17分、FW吉良のCKに右SB堂園がヘディングシュート。ジェフレディースも負けてはいない。20分、左SH深澤が切り返しからミドルシュート。GK平尾がキャッチ。22分、FW菅澤のスルーパスにFW筏井が走り込み、切り返しからシュート。菅澤は時に中盤まで下がってゲームを作るなど、代表に選出されてプレーの幅が広がった。
 そして23分、自陣FKからのフィードに右サイドにFW吉良が走り込み、クロスに走り込んだFW後藤がつぶれて後方に左SH加藤が走り込んだ。シュート。レッズレディースがついに逆転した。吉良のクロスが絶妙。後藤の無駄走りが活きた。そして加藤がよく走り込んだ。同学年の猶本が飛び付いた。
 25分にはFW筏井のクロスにFW菅澤が強烈なヘディングシュート。しかし残念ながらわずかにバーの上。その後、ジェフが反撃するが、レッズの守備も堅い。結局このまま90分が過ぎ、レッズレディースが首位を守った。面白かった。
 ジェフレディースも菅澤を中心によくがんばったが、やはり攻撃力、総合力ではレッズが上回る。残り3試合。レッズの優勝が近づいてきた。