今週のプレミアリーグはミッドウィークに第25節が行われ、トットナムはリバプールに敗戦。また6位に戻ってしまった。昨日はその前に行われた第24節、トットナム対アーセナルのノースロンドンダービーを観戦した。いつもながら気持ちのこもった熱いゲームだった。
年が明けて、サウサンプトンに敗戦した以降は3連勝。公式戦は5連勝と好調で5位まで上げてきたアーセナル。対するトットナムも2連勝で6位。アーセナルがサンチェスを負傷で欠く中、トットナムがホーム・ホワイトハートレーンの大声援を受けて、序盤から攻勢をかけていく。5分、OHデンベレから左に展開してCFケインが左45度、得意のミドルシュートを放つ。GKオスピナがナイスセーブ。
アーセナルはこれまでの短いパスをつなぐサッカーからしっかり守って速いカウンター・サッカーに転身していた。いったんボールを奪うと、前に速く運んでいく。そして11分、右SHウェルベックが1回は左SBローズにクリアされたが、もう一度右サイドの突破を図る。ローズを抜いてクロスを入れると、CFジルーが左に流し、左SHエジルがシュート。アーセナルが一発のチャンスをモノにする。
しかしすぐにトットナムも反撃する。14分、左SBローズがミドルシュート。GKオスピナがファインセーブ。22分、CHベンタレブから流したパスに左SBローズがミドルシュート。わずかにポストの右に外れていく。
その後もトットナムが高いプレスからボールを支配し攻めていく。30分にはCFケインのキープからCHメイソンがミドルシュート。これもGKオスピナがナイスセーブ。オスピナの活躍がなかったら、前半のうちにトットナムが同点に追い付いていた。その後も34分、右SBウォーカーのクロスから右SHラメラのシュート。40分、左SHエリクセンの落としからCFケインのミドルシュートとトットナムが押し込むが、前半はアーセナルが1点リードを守り切って終えた。
後半1分、右SBウォーカーのクロスにCHベンタレブがミドルシュートを放つと、その後もトットナムが押し込んでいく。後半5分、左IHカソルラがミドルシュート。これがアーセナル、実に40分ぶりのシュートか。押しに押したトットナムは11分、ラメラのCKにニアにOHデンベレが飛び込み、DFと競り合ってゴール前に飛び込んだボールをGKオスピナが弾く。しかしこぼれ球にCFケインが詰めて押し込んだ。トットナムがついに同点に追いついた。
勢いを得たトットナムはさらに押し込んでいく。14分には怒涛の攻撃から最後はOHデンベレがミドルシュート。GKオスピナが弾いたボールにケインが詰めるが、わずかに届かない。
アーセナルも16分、右SHウェルベックがミドルシュート。GKロリスが弾きだすと、エジルのCKにCBコシエルニがヘディングシュート。GKロリスがセーブする。対するトットナムも18分、CKからCBダイアーがヘディングシュート。CHコクランがゴールマウスの中ではね返す。クリアボールをCHメイソンがミドルシュート。しかしこれはGKオスピナの正面。19分には左SHエリクセンから横に流したパスにCHベンタレブがミドルシュート。GKオスピナが弾いたボールにCFケインが詰めてシュート。しかしこれもGKオスピナが反応する。
同点となって23分、左IHカソルラに代えてロシツキーを投入すると、ようやくアーセナルが押し返し始める。30分には右SHエジルのクロスにCFジルーがヘディングシュート。30分、トットナムはOHデンベレに代えて左SHチャドリを投入。エリクセンをOHに移す。アーセナルも33分、右SHウェルベックに代えてウォルコットを投入。
そして41分、左SBローズからいったん下げたボールをCHベンタレブが遠目からクロスを入れると、CHケインが高いヘディングシュート。これが決まり、ついにトットナムが勝ち越した。アーセナルも44分、FWアクポンを入れて2トップにすると、45分にはMFロシツキーがミドルシュート。しかしGKロリスが正面で抑える。結局このままタイムアップ。前半先制され苦しんだトットナムだったが、終始ゲームを支配して逆転勝利。見事ノースロンドンダービーを制して、5位に浮上した。やはりノースロンドンダービーは面白い。
しかし次の25節リバプール戦には敗退。プレミアリーグは首位チェルシーが飛び出しているが、3位以下は大混戦。3位マンUから7位リバプールまでわずか勝ち点5の中に5チームがひしめいている。まだどうなるかわからない。CL出場権争いが熾烈になってきた。
