とんま天狗は雲の上

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プレミアリーグ 第31節 アーセナル対リバプール

 久しぶりにプレミアリーグを観た。アーセナルはこのところ負け知らずで2位マンCに勝ち点差1。対するリバプールも5位まで上昇し、CL圏内を賭けた重要な一戦だ。布陣はアーセナルがコクランをアンカーに置く4-1-4-1。対するリバプールコウチーニョとマルコビッチがサイドに開く3-4-3の布陣だ。
 序盤、ホームのアーセナルが攻勢をかける。1分、左SHサンチェスがミドルシュート。4分、MFカソルラミドルシュートはGKミニョレがナイスセーブで弾きだす。その後もアーセナルのプレスが速く、リバプールが守勢に回り、何もできない。5分にはリバプールのCBコロ・トゥーレにCFジルーがプレスをかけてボールを奪い、右SHラムジーがドリブルからシュート。GKミニョレがファインセーブで弾く。こぼれ球をMFカソルラが狙うが、CBトゥーレが戻って何とかクリアした。
 しかし序盤の攻勢をしのぐと、リバプールも次第に盛り返してくる。17分以降はリバプール・ペース。19分、左FWコウチーニョのスルーパスに右FWマルコビッチが走り込み、ゴール前で横パス。しかしCFスターリングにわずかに届かない。22分には左FWコウチーニョミドルシュート。さらに25分、アーセナルミスパスを右FWマルコビッチがカットして縦パスにCFスターリングが走り込んでシュート。しかしわずかに枠を外した。
 その後もリバプール・ペースが続いたが、37分、アーセナルは押し込まれた状況からMFエジルが大きく右サイドに展開するパス。これに右SHラムジーが走り込み、戻したボールに右SBベジェリンがミドルシュート。これがきれいに決まり、アーセナルが先制する。するとさらに40分、MFエジルがゴール前でドリブル。CBサコが倒してFKを得ると、エジルの蹴ったボールはきれいにサイドネットを揺すり、追加点を挙げた。
 そして45分、CHルーカスから左FWコウチーニョへのパスが乱れたところをアーセナルのCHコクランがプレスをかけて、こぼれ球を右SBベジェリンが縦パス。右SHラムジーがさらに縦に送ると、左SHサンチェスが受けて巧くDFをかわしてシュート。これが決まり3点目。前半ラスト8分で何と3ゴール。アーセナルが怒涛の攻撃で前半3-0で折り返した。
 リバプールは後半頭からCFストゥーリッジを投入。フォーメーションも4-1-4-1に変更し、スターリングを左SH、ルーカスをアンカーに下げる。対するアーセナルも4分、CBコシエルニをガブリエルパウリスタに交代。これは故障がらみか。
 6分、MFカソルラと右SHラムジーのワンツーで仕掛けて、こぼれたところをCFジルーがミドルシュート。これはGKミニョレがセーブ。後半もアーセナルが積極的に攻めていく。10分、右SBベジェリンのクロスにCFジルーがヘディングシュート。GKミニョレがナイスセーブ。リバプールも負けずに12分、右SBジャンがミドルシュート。これはGKオスピナがナイスセーブ。18分にはCHコウチーニョミドルシュート
 アーセナルは16分、ラムジーに代えてCHフラミニを投入。ボランチを2枚にして守備を厚くし、サンチェスを右SH、エジルを左SH、カソルラをOHに置く4-2-3-1に変更。その後はアーセナルがブロックを敷いてしっかり守る。それでも31分、左SHスターリングの仕掛けに右SBベジェリンが足をかけてしまいPKを献上。右SHヘンダーソンが落ち着いて決めてリバプールが1点を返す。
 しかし39分、右SBギャンが2枚目のイエローで退場すると万事休す。アディショナルタイムには右SHサンチェスの縦パスにCFジルーが走り込み、CBトゥーレを巧くかわしてミドルシュート。ダメ押しの4点目をネットに突き刺すと、これで終了。4-1でアーセナルが快勝した。
 マンCが敗戦したためついにアーセナルが2位浮上。首位チェルシーには勝ち点差7あるが、まだ直接対戦も残している。3位に浮上したマンU共々、リーグ終盤に向けて大いにリーグを盛り上げている。プレミアリーグ、まだまだ楽しめそうだ。