とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ 第25節 アウクスブルク対マインツ

 岡崎が前節に続いてゴールを挙げ、2年連続の二桁ゴールを達成した。相手は6位のアウクスブルク。今シーズン初めて観るチームだが、バランスの取れた好チームだ。序盤からよく走りよく戦う、ブンデスリーガらしいゲームを展開した。
 アウェイのマインツがしっかりとブロックを作ってゴール前を守る中、アウクスブルクが積極的に攻めていく。13分、CBカールゼン・ブラッカーのクロスに左SHヴェルナーがヘディングシュート。15分、CFチドンヨンのポストプレーから左SHヴェルナーがシュート。だがCFチドンヨンは、あとはほとんど消えていた。お互いプレスが厳しく、当たりも激しい。膠着状態でゲームは進む。
 そして32分、CBベルがドリブルで前に運ぶと、左SHデブラシスが斜め右にスルーパス。CF岡崎が抜け出してシュートをゴールに突き刺した。岡崎のポジション取りが絶妙。岡崎はこれで今シーズンのゴールを二桁に乗せた。
 アウクスブルクは33分、CHバイアーがミドルシュートマインツも37分、CHガイスがミドルシュート。39分、アウクスブルクのOHアルティントップミドルシュート。お互いボール前のブロックがしっかりしていてゴール前に入っていけない。勢いミドルシュートが多くなる。41分、左SHクジャチョルがミドルシュート。43分、OHマッリのクロスに左SBパクチュホがシュート。アディショナルタイムアウクスブルクのカウンターは迫力があったが、最後はGKカリウスがナイスセーブでストップした。前半は一瞬の隙を見逃さなかった岡崎のゴールでマインツがリードした。
 アウクスブルクは後半頭からCFチドンヨンをカイウビに交代する。しかしカイウビもチドンヨンと同様、なかなかボールに触れない。3分、OHマッリがミドルシュートを放つと、後半序盤はマインツがペースを握って攻めていく。アウクスブルクも11分、CHヘイビエルグを投入すると中盤が落ち着き、ゲームはまた膠着する。マインツも18分、デブラシスに代えて右SBハラを投入して守りを固める。互角のタフなゲームが続いていく。
 32分、カイウビがミドルシュート。37分、左SBラーマンのクロスに途中交代のOHパーカーがシュート。しかしGKカリウスがファインセーブで弾きだす。アウクスブルクが一番ゴールに近づいた瞬間だ。その後、40分にもCHヘイビエルグが強烈なミドルシュートを放つが、バーの上に外れた。
 そして44分、マインツはCHガイスの縦パスを受けたCF岡崎がドリブルで前に運ぶと、左に流して左SHブロジンスキがシュート。一旦はGKヒッツが弾きかえすが、これを拾ったSHクジャチョルがフェイントでDFをかわしシュート。決定的な2点目を入れてゲームを決めた。
 マインツが2-0で勝利。降格圏の16位パーダーボルンに勝ち点差6をつける11位に浮上。じわじわと順位を上げてきた。何よりこのゲームでは岡崎の絶妙の位置取りからのゴールに尽きる。ブンデスリーガのゴールランキングでも7位に上げ、ブンデスリーガでも欠かせない選手になってきた。何でもPKを除けばリーガ3位とのこと。ますますの活躍を期待したい。