とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

女子W杯 グループE 韓国対コスタリカ

 昨日の午前中、何気なくTVを付けたらちょうど韓国のOHチソヨンがPKを決めるところだった。ああ、韓国のゲームをやってるんだ。録画はしていなかったが、そのまま見続けた。すると今度は26分、右SBキムヘリの縦パスに抜け出した右SHカンユミの見事なクロスに左SHチョンガウルがニアに飛び込む。逆転ゴール。おお、すごい。初戦ブラジルに0-2と敗戦した韓国だがこれは相手が悪かった。グループリーグ突破に向けて、韓国もまだまだがんばっているんだな。録画ボタンを押して途中から観始めた。
 その後も前半は韓国が組織的に攻めて押し込んでいった。だがなかなかゴールが遠い。43分、FKのチャンスに左SHチョンガウルが縦に流し、走り込んだ左SBイウンミがシュート。しかしうまく足に当たらない。前半は2-1と韓国リードで終えた。
 ハーフタイムに前半ダイジェストを観る。12分、FWロドリゲス・セデニョがミドルシュート。わずかに右に外れる。13分にはOHチソヨンのドリブルから戻しのパスをCHクォンハヌルがミドルシュート。GKディアスがナイスセーブで弾きだす。そして17分、中盤深い位置からのFKをCHアルバラドが蹴ると、5人近くものDFがいる中、大外から右SHエレラが走り込み右足アウトでシュート。DFがゴール内でクリアするが既にラインを割っていた。コスタリカが先制点を挙げる。そして21分のPKは、CFウユンアのドリブルをFWクラナドスが倒したもの。チソヨンの落ち着きはさすがだった。
 ハーフタイムにはフランスがコロンビアに0-2で敗れたという情報をやっていた。おお、ドイツもアメリカも2戦を終了していまだ決勝トーナメント進出を決められない。波乱のグループリーグだ。
 後半4分、右SBキムヘリのドリブルの仕掛けをPAライン上で倒しFKを得る。左SHチョンガウルのFKはGKディアスがナイスセーブ。8分にはコスタリカDFのミスパスを右SHカンユミが拾ってフリー。しかしシュートはDFにクリアされる。もう少し早くシュートが打てていれば。10分にはチョンガウルのFKにCHチョソヒョンがヘディングシュート。
 だが韓国が後半序盤のチャンスを逃し続けるとコスタリカが必死に反撃をしてくる。しかし韓国も落ち着いて対応。18分には右SHカンユミに代えてCFチョンソルビンを投入。チョンガウルを右に回す。20分、CHクォンハヌルから右に流し、右SHチョンガウルがミドルシュート
 コスタリカは後半フォーメーションを4-1-4-1に代えてチソヨンをマークしつつ、攻撃の中心シルビー・クルスをトップ下に上げて、中盤から積極的に攻めてくる。28分、OHグラナドスミドルシュート。29分、左SBロドリゲスミドルシュートはポストを叩く。押し込まれる韓国。31分、右SHチョンガウルのフィードにOHチソヨンが抜け出し、DFをかわしてGKと一対一となるが、中に流すと上がってきたCFチョンソルビンに合わない。シュートを打っておけば。
 その後は32分、左SHユヨンアに代えてイグムミン。さらに39分には右SBキムヘリに代えてイムソンジュ。守備を固めて1点を守りに来る。一方のコスタリカは31分、左SHビジャロボスを投入しさらに攻撃にかかる。
 42分にも韓国がDFからのフィードにCFチョンソルビンが抜け出すもクロスを入れてクリアされる。すると44分、中盤の底、アルバラドからの長いスルーパスに左SHビジャロボスがDFに間を抜け出して胸トラップから飛び出したGKキムジョンミの横を抜くシュート。起死回生のゴールでコスタリカが同点に追い付いた。アディショナルタイムにはCHアルバラドのFKがあわやポストの右を掠めるが、あとは何とか無得点。終盤の劇的ゴールで2-2のドローに終わった。
 韓国は勝てるゲームを落とした痛恨のドロー。これで次のスペイン戦、絶対に勝利が必要な状況になってしまった。もっと積極的に攻めて追加点を挙げられなかったか、悔いが残る。コスタリカは男子W杯の活躍を思い出すような気持ちのこもった反撃だった。次はブラジル戦なのでグループリーグ突破は難しいかもしれないが、先日のカメルーンのように劣勢のチームが必死になって反撃する姿は心を打つ。W杯はやっぱり面白い。